青峰とお風呂


「青峰、先にお風呂入る?」

「いんや。これ終わってからにする」

「あそ。パンツ取って」

「ん」

「誰も被れなんて言ってない。はやく投げろ」

「ほい」





青峰からパンツをうまく受け取り、お風呂へ向かう。

今日も寒かったし、はやく暖まりたい。



洗い終わって、湯船にちゃぷんと浸かると、気持ちいい。なんだこれ。体の芯から暖まる感じ。イイ。




がらっ


「なに入ってきてんの?」

「は?なにが?」

「日本語できんのか貴様は。なぜ入ってきた」

「テレビ終わったし、さみーし」

「青峰まで入ったら狭いってば」



いいだろいいだろとか、おまえ何様なんだ。青峰入ってきたら狭いよ。なに考えてんの。まあ仕方ない。こうしていても埒が明かない。


「ん」

頭を下げて催促する青峰。仕方なく、シャワーを手に、蛇口を捻って、ジャーー…と髪の毛を濡らしてあげると、シャンプーを1プッシュしてしゃかしゃかと雑に泡立て始める。



「泡飛ばすな」

「あー?!」



なんだこの男は。本当になんなんだ。青峰が湯船に浸かるタイミングで出るとしよう。もううざすぎる。折角のバスタイムを邪魔するな。だから、聞いたのに。先に入る?って。


「いいぜー」


また、シャワーからお湯を出し、頭にかけてあげる。泡を濯いでいく。短い髪を、すぐに洗い終えて、体を洗うらしい。


うわー髪濡れた青峰、毎回思うけどエロいなー、いや、やっぱりキモい。なんか嫌。変。汗で濡れてるんならかっこいいのに






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