「俺、最近、美白じゃね?」

「ちょっと待って。開いた口が塞がらない」

「そうかー?」



うーん?とか言いながら鏡見つめてるけど、なんにも変わってない。いや、毎日見てるからこそ分からんか。でも、絶対変わってないと思うけどな



「ちょっと詰めろ」

「よし、出よ」

「は?何してんのお前」

「青峰入ってきたら狭いし」

「いやいやいや何してんの」

「ちょ、もう寒いから早く服着させろ」

「だから、浸かればいいだろ」

「狭いって言ってんだよガングロクロスケ」

「おめえがいねぇと、風呂入ってる意味ねぇだろ!!」

「汚いよ。わたしいなかったらお風呂入らないの?なにそれもうただ汚いだけなんだけど。わたしと出会う前、12年間どうしてたの。お風呂入ってた?」

「ちげーよ。うるせぇな」

「わ、ちょちょちょ、あっ!……ぶな!滑るとこだった!バカ峰!クソ峰!カス峰!」

「うーわ。口悪すぎんだろ。お前ほんとに女かよ」

「女で悪かったですね!」

「悪くねー悪くねーって。な?女だな」

「おい、後ろからわたしの神聖なおっぱい触んな!」

「ウエーイ」

「ほんと頭おかしいよね、青峰」

「お前が巨乳だったら、高校とかのクラスの奴らはもっとお前で抜いてたな、たぶん」

「もっと、ってどういうこと。なにそれ気持ち悪いんだけど」

「なんだよ、褒められてるってことじゃねえか、」

「別に、わたしで抜くのは青峰だけでいいじゃん」

「ちょ待て。なんだそれ、どこで覚えてきた。でもなに言ってんだよ」

「は?」

「抜かなくても抱けばいいだろ?」

「もう分かったから。てか、もう勃ってるし…」

「ヤろーぜ!」

「バスケやるときと、えっちするときの言い方が同じってどうかと思うよ」



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