藍ちゃん藍ちゃん。
だーいすき。



「あーいちゃん」
「…また美月?」
「えへへ来ちゃった」


美風藍。シャイニング事務所に所属するアイドルで、私の大好きな人。
初めて会ったとき、なにこの無愛想な子って思ったけど、彼を見る度に、話をする度に、もっと知りたい笑顔を見てみたい、声を聞きたいと思うようになった。


「迷惑?」
「別に、僕の邪魔しなければいいよ」
「ほんと?よかった」


へらり、笑うと藍ちゃんも少しだけ笑った気がした。感情を余り表さない藍ちゃんだけど、私には少しの変化もわかるようになった。嬉しいとき、ちょっとだけ目が輝くこともある。わかるのは私だけ、だと思う。えへへ。

じぃっと藍ちゃんを見つめていると、藍ちゃんは振り向いて私を見遣り少しだけ目を細める。



「なに?」
「ん?かっこいいなって」
「…ふーん」

「あ、照れた」
「照れてない」


即答する藍ちゃんにくすりと笑えば、彼は少しだけ機嫌が悪くなった。ソファに座る藍ちゃんに近付いてぎゅっと抱き着くと藍ちゃんは一瞬固まって「なに?」と私に問う。


「えへへ」
「邪魔」


そう言いながらも私の背中に手を回す藍ちゃんにニヤける。ふふふ、可愛いなぁもう、素直じゃないんだから。でも口にしたら藍ちゃんは怒るから、絶対言わない。



「藍ちゃん、すき」
「…僕、恋愛禁止なんだけど」


はぁ、とあからさまに溜息をついた藍ちゃんは私を少しだけ離す。あ、藍ちゃん照れてる。


「恋愛禁止、…だけど?」
「言わせるの?」

「もっちろん」


愛いヒト



(君のこと、嫌いじゃないよ)
(もーはっきり言ってよ!)



20130415

初めては藍ちゃんでした!
藍ちゃんの曲聴いてたら涙で酷いことになったけど10分かからないで打ち終えた…\(^O^)/

そして藍ちゃんの口調こい