みじかいしりーず | ナノ
「はよ!」
「おはよ、わあ、田島くん焼けたねー」
「毎日部活部活の部活ザンマイだったからなー」
「お疲れさま!じゃああんまり夏休みって感じしなかったんじゃない?」
「ん、でも楽しかったからいいんだ!」
「ふふ、そっか、よかったね」
「……あ、でも」
「ん、なにかあったの?」
「見に来てくれなかったから、」
「だれが?………え、わたし?」
「夏休みに見に来いよーって言ったのに!」
「し、試合応援は行ったんだよ?」
「え、なんで声かけてくんねーんだよー!」
「だ、だってフェンス越しだと声かけづらいもん…それに、」
「それに?」
「(…か、彼女でもないのに、そんなことできるわけ…)」
「俺、ずっと探してたんだぜ?声かけたかったから!」
「(なんで田島くんはこう思わせぶりな発言ばっかり…!)ご、ごめんなさい…」
「じゃあ次の試合も見に来いよ、んで、試合前に俺をゲンミツに応援すんの!」
「…うん、約束する」
「よし、じゃあお前のためにホームラン打つからな!期待してろよー!」

(実は両思いなのに付き合ってないとか、じれったいふたり)


(あれで付き合ってないとか、聞いてるこっちがじれったいんだけど)
(田島くん、嬉しそう、だ!)
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