みじかいしりーず | ナノ
 
(きす、してえかも)


(目の前にはかわいい彼女の寝顔、そしてここは俺の部屋で、ふたりっきり…なのに)

「…俺、放置かよ」
「…すー…」
「たく、気持ちよさそうに寝やがって」

(柔らかな髪に指を通すと、なんだか彼女が笑ったような気がした)

「…」
「はやく起きねーとキスしちまうぞ」
「…」
「……なんてな」
「…」
「…」


「……いっちゃん、きすしてくれないの?」
「(!!?)ハ、おまえ起きてたのかよ!」
「途中から起きたの」
「い、いつからだよ」
「起きねーとキスするぞーのちょっと前くらい?」
「(は、恥ずかしすぎる…!)」
「どうせならいっちゃんからきすしてもらいたいなあって、そのまま寝たふりしちゃった…ごめんね?」
「……あーもう!」
「?」


(ちゅう)


(かわいいなチクショウ!(ぎゅう))
(ふふ、いっちゃんあったかいね!)
(…色んな意味でお前の所為なんだけど)




いっちゃんがすきすぎてよくわからないですひええ…
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