100000 | ナノ



誰かこの状況を説明してほしい。
なんでエレンが私のベッドにいるの?息荒くして、私をイヤラシイ目で見てるの?そして重い。早く退いてほしい。

「エレン?なにして、・・」
「なまえ、俺のものになって」
「えー、っと、なんでそうなるのかなあ?」
「なまえを狙ってるヤツは沢山いるから、他の男に取られるぐらいなら、って」
「いやいや、落ち着こう?エレン」


だからってなんで寝込みを襲われなきゃいけないんだ。逃げたくてもエレンが跨っているから身動きがとれない。


「なまえを俺のものにしたらどくから」
「はいい!?」


服の上から胸を触られて、エレンがこれからする行動と言葉の意味を一瞬で理解することができた。なにそれ、なにそれ!?私の意思は?拒否権は?
そんなことを考えてる間にエレンの手はどんどん下に進んでいく。


「ちょ、ちょーっ!なにがっついてんですか!ストップ!冷静になって!」
「なまえが欲しいんだ。俺、ずっとなまえを見てるとムラムラして、おかしくなって・・」

そんな涙目で訴えられても。てか、エレンは私をそんなふうに見ていたのか。今度から気をつけなければ。いやいや。今はそんなこと考えてる場合じゃなくてですね。


「なまえ・・」
「ん、!?エレ、」


柔らかな感触。エレンの唇が重なった。隙間からいれられた舌が私の舌を絡めとって口内を犯していく。くちゅ、と唾液の音が響いて、次第に甘い声がもれはじめていた。


「ん、ふっ・・エレ、ンっ」
「はあ、っなまえ」


ながされちゃ駄目。駄目だと分かっているのに。ぷち、とエレンがボタンをはずしていく。口に含んで舐めたり吸ったり。ときには甘噛みされたりして。ビリ、と電気みたいな感覚が奔って身体が震えた。


「・・っエレン胸好きなの?」
「そりゃあ・・嫌いなヤツはいねえだろ」
「ん、・・っ」
「なまえのは大きさも丁度いいし感度もいいし」
「恥ずかしい・・」


胸を触りながらズボンをおろされて 下着の隙間から指が挿入される。いきなりのことに身体が強張る。けれどそこは胸の愛撫で潤っていて、すんなりとエレンの指をうけいれた。掻き回されて、クリを弄られる。


「ひゃっ、あ、ああ・・っ」


何度もエレンの指が奥を突く。しっかりと濡れ、ほぐれたソコは受け入れる準備はできていた。


「挿れるぞ?」
「や、エレンだめっ・・」
「ここまできておあずけはないだろ」
「だって、・・とにかくだ、めえ、ああっ」


ずん、と勢いよくエレンのモノが膣内を貫いた。内壁を擦りあげて、深く深く突き上げる。片足をあげられてエレンの肩に乗せたままの状態で突かれれば違った感覚。甘く痺れて。もうなにも考えられなくなって。ただエレンに身を委ねて快楽に溺れるしかなかった。


「なまえ、俺、もっう、っ・・」
「んっ・・いい、よ、だして」


そう言えばさらに激しい動きに変わる。私も限界だった。


「っ、ああ!」


二、三回突いたあと、膣内が締まる感覚と大量の精液が放たれる感覚。はー、はー、と快楽に浸りながら息を整える。
エレンが私の髪を撫でてとても幸せそうに笑った。


「これで俺のモノだな」
「・・・もう」

あたり、だ。もしかしたら好きで仕方がないのは私の方なのかもしれない。