まるで子供
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ボカンッ!


「フィン!!!こらーーーーー!!」


「わぁっ!すいません!!!」


C4の設置にはくれぐれも慎重に!とあれほど言ってるのに!
と腕を組みながらフィンを叱りつけてるのはルナ
フィンはまだ新米兵士ミスの1つや2つはあるが
C4ばかりは爆発物ミスは許されない


「こないだはクレイモアの仕掛け方を間違えて怒られてなかった?」


「何より手間取りすぎなんだ」


その様子をみていたBSAAの部隊員とピアーズだった


「ルナはフィンのお守りだからなぁ」


「誰がお守りよー!」


「なんだ、聞こえていたのか」


聞こえていたよ!と怒りながらピアーズの方へと
歩いてくるルナ

「フィンはいいのか?」


「まだ、新米。あの子気弱だからあんまり叱ったらかわいそうでしょ?」


「そのわりには怒鳴ってたよな」


「うるさいなー」


おぉ、怖い怖いと冗談を言うピアーズに
ひっぱたくわよ?と手をあげる

「ルナさーーーん!できました!!」


「遅い・・・まぁ、上出来ね、今日はそこまででいいわよ」


「はい!ありがとうございます!!」


ペコリと頭を下げたフィンにルナは「真面目すぎ・・・」と呆れ口調でぼやき
フィンの頭を撫でてやると
それに気づき顔を赤く染める

「なんだよフィン・・・お前ばかり」


「はっ・・・すいませんっしたぁ!!!」


「なによ、ピアーズヤキモチ?」


ムスっとするピアーズに気づき
フィンはピアーズにむけて大きく頭を下げながら謝罪をすれば
呆れた口調でため息をもらすルナ


「ルナは俺の女だ!」


「大人気ないなぁ」


「うっせーよ」


ほらあっちにいけと手でシッシと猫や犬を追い払うように
ピアーズはフィンに向けてやる
それに気づいたフィンはそそくさとこの場をあとにする



「フィンがかわいそうでしょ」


「俺よりフィンかよ・・・」


「誰もそんなこと言ってないじゃない、呆れるー」



フィン、フィンなルナが面白くないのか
口を尖らせながら文句をいう


「フィンはまだ新米だから教えるのが上の役目でしょ?」


「だけどよ・・・」


「安心しなさいよ私はピアーズだけなんだから」


「本当か?」


すねていた顔が嘘のように笑顔になる
その様子が可笑しく、ルナはクスッと笑った


「ピアーズ以外愛したりしないわ。信じて」


そう言ってルナはピアーズの頬を両手で包み
キスをそっとする
それに応えるようにピアーズはそのまま深いキスへと
導いていった・・・





---END---









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