どさくさに紛れての告白
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「ねぇ・・・フィン君」


「今は戦闘中・・・集中してルナ」


「ないの・・・」


「何が?!」


「ないの!!!」


「だからなにがないの?!」

ジュアボの数に押され気味のBSAA
爆弾設置をして道を切り開きたいが

ジュアボの処理に手間どい
若干のイラつきを隠せない


肝心の主語が抜けているルナに
フィンのイラつきはMAXだ


「弾が・・・弾薬がないのよ!!!!」


「へぇ?!・・・・うわっ」


驚きのあまりジュアボの攻撃が目の前を
かすめフィンはよろめいた


「な、なんでないんだよ・・・」


「わかんない・・・でもこんな数だし・・・」


「さっき弾薬補給きたでしょ?」


「わすれちゃったー・・・」


えへへと舌をチロっとだすルナに
フィンはため息しかつけなかった


「ルナはここでまってて。。。隊長呼んでくるから」


「う、うん」


銃撃戦の中、少し離れた隊長クリスのもとへと
走り状況を伝えにいく
岩の間に身を潜めていたがルナの頭上に黒い影がかぶる

恐る恐る振り返ると

「お・・・お・・・おわぁ・・・」


フィンがクリスのもとへと向かったために
ルナを守る人間がいなくなりジュアボとにらめっこが続いた

幸い目の前のジュアボは銃を所持しているわけではなかったので
撃たれる心配はなかったのだが


「ちょ・・・ちょっと?!」


そのままジュアボはルナにむかって
両手を前にして襲い掛かってきた


「弾はないけど・・・ナイフならある!!!」


ナイフをとりだし
ジュアボの攻撃をかわしそのまま胸部へと
ナイフを刺す


「やった・・・」


バタリと倒れるジュアボ、額に流れる汗をぬぐう
咄嗟に立ち上がったため岩場に自分の上半身が丸出しになっている

ふとそれに気づき
目の前をむけば赤いレーザーが自分にむけられていることに気が付く


「・・・・・・へ?」


「危ない!!!」


ドンッと衝撃音と同時に
体を強く地面にたたきつけられる

撃たれる瞬間なのかはわからないが
ルナの目の前は


「ルナ・・・弾薬がないんだからじっと待っててよ」


「フィン・・・」


フィンの顔のドアップだった
思わず顔がちかいためルナの顔はほんのり赤い


「好きな人が目の前で死ぬとこなんて見たくない・・・」



「フィ・・フィ・・「おい、いつまでそうしてる次向かうぞ」


「「はい」」


一瞬悲し気な表情をみせたフィンだが
クリスがすぐにかけつけ次の地点へ急ぐよう命令がくだった


移動中ルナがフィンに
小声で話しかける


「ね、ねぇフィン」


「なに?」


「いつから私のこと好きだったの?」


「ほぇ?!・・・「うるさいぞ!フィン!」


「あぁ・・・すいません」


衝撃的な発言にフィンは思わず声をあげてしまった
ピアーズに指摘されフィンは縮こまるが


「耳まっかだよ?」


「誰のせいだと思ってるんだよ・・・はやく弾薬つめなよ・・・」



弾薬がはいったホルダーをルナに
手渡すとルナはふふふと笑みを浮かべる



「まったく・・・」







**********

あとがき


Mike様とBIO6を2ねんぶりにやったときに
私がいつも「弾がない!」「ナイフじゃ!(スカッスカッ)」と
すごい有様だったので・・・ww

久々すぎてストーリーの展開は覚えてはいるものの
操作がどうにもこうにも・・・ww
ネタ提供Mike様


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