俺のわがまま姫
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チュンチュン・・・


すずめの鳴く声と朝日にレオンは目を覚ます
まだ眠いのだろうか横へ体を動かすと

横には愛するルナが寝息を整えながら
寝ていた



「・・・・いつの間に来てたんだ」


寝る時はひとりでベッドへともぐり
寝ていたのだが
寝ている間にルナが来たのだろう


レオンは目を細めながら
ルナの頬をなでているとくすぐったいのか
もぞもぞと体を動かすが起きる様子はない


しかしもうすぐ仕事の時間だ
早く支度をしなければハニガンに怒られる
レオンは重い腰をあげながらベッドから離れようとすると
服の裾をひっぱられる


「おはよう、ルナ」


「いかないで・・・」


「仕事だ、一緒にいたいのは山々さ」


チュっと頬にキスをすると
ルナは唇をとがらせる


「だって・・・いっつもお仕事だもの」


「仕方がないだろ?俺はエージェントなんだから」


「かまってよ・・・」


まるで小さな子供のように拗ねるルナに
レオンはやれやれと首をフル



「帰ったら何度も会話がってやるよ」


「やだ・・・いまがいい」


「わがまま言うなよ・・・」


「もうレオンなんか嫌い」


ブフっと頬を膨らまし
そっぽ向くルナにレオンはため息をつく
拗ねるルナも可愛くて仕方がなくレオンは頭を
やさしくなでてやる



「わかった、休みをとってもらうよう話をつけたおく」


「ほんと?!やったー!レオン大好き!」


「本当お前には負ける」



携帯を片手にレオンはハニガンへと
休日を取れないかと連絡をとる

「休暇とれたぞ?」


「やったね、レオン」


「さて、まずはわがまま姫を美味しくいただこうではないか?」


「朝っぱらから〜?」



ガバっとルナの上にまたがり
チュッチュッというリップ音を響かせ
どんどん深く甘いキスを繰り返す



あとはベッドの深みへと誘うだけ



---END---


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