My Baby?
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昨日久々に会った友人には
赤ちゃんがいて、夫婦共々幸せそうだったのを
思い出すと、私もクリスとの子供がほしくなり・・・

でも今まで子供を作りたいとクリスは前々から
言っていたのだが
私が恥ずかしさのあまりっていうのもあって
断ってきたのに

虫が良すぎる話というのもあって
目の前のクリスに話を切り出せずにいた


「どうした、ずっとこっちみて」


「あ・・・・いや・・・なんでもないよ」


目が合えばすぐ反らせば
ギシィっとソファの軋む音が聞こえ
クリスがソワァから立ち上がったのがわかる

私のこの挙動不審な動きに
クリスは不審に思っているのだろうか近寄ってきていることに
気づけば私はつい後ろに下がってしまう


「顔が熱いぞ?熱でもあるのか?」


「ひゃっ・・・」


私のおでこに手のひらを当て
熱を測り始めていた・・・熱はないのだけれど・・・



「熱はないな・・・どうしたんだ?」



「あ、そうそう。昨日ね古き友人に会ってね?」



「ほぉ、そういえば会うって話だったな」



何を考えているのだろうか
こんな話したら絶対・・・迷惑だと
わかっているのに


「子供・・・生まれたんだって」


「ほぉ、それはめでたい話だな」


「女の子なんだって」


「ふーん」



そこから沈黙が続いた・・・それもそうだよね
クリスは前から欲しいって言ってたから
私が許可ださないから・・・他人の赤ちゃんの話されても
面白いはずはない・・・


「ルナ」



「え?」



「どうした?続きあるんじゃないのか?」



無理して聞かなくていいのにな
顔。。。笑ってないもの



「赤ちゃんって・・・かわいいなって・・・思ってね」



「ルナとの赤ちゃんはもっと可愛いだろうな」



「っ///」



「顔真っ赤だぞ、相変わらず初々しい」



私の頬にチュっと口付けるクリスに
ドキっとしたけど、やっぱり子供を作るということは・・・


夫婦になるっていうことは
先に何があるかは知っていたけどやっぱり恥ずかしくて
初夜すらしていない・・・


ずっと我慢させてきた・・・
そんな罪悪感もあり・・・



「クリスは・・・・その、私と居て幸せ?」



「なんだ、急にどうした?今日おかしいぞ?」



「おかしいのかも・・・」



「幸せだからオレはルナと一緒にいる」



「ありがと・・・」



頭を撫でてくれるその大きな手が
あったかくてくすぐったくて
いつも私ばかり幸せで・・・




「クリス・・・決めた」



「ん?」



「クリスとの子供がほしい」



「・・・ルナ?」



不思議に思ったのだろうか
クリスは撫でる手を止め私の目をじっとみている




「本当は・・・ずっと欲しかったんだ・・・でも恥ずかしkっ・・・んぅっ」



するとクリスが話を最後まで聞かず
唇に吸い付いてきた

何度も角度を変えながら
深く長くキスは続いた


「・・・ルナ・・・今からオレたちの子供をつくろう」



「・・・はい・・・」




そしてそのままベッドへと運ばれて・・・







---END---




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