私と学校と大刀洗先輩
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 「ふわあ〜〜〜〜……」

 コテン、と私の隣でいとも簡単に眠りについた眠り姫―――ではなく、大刀洗先輩。
 やっぱり寝顔も可愛い……と、あっさり言ってしまうといろいろと大変なことが露呈しそうなので、やめておく。

 思うに、大刀洗先輩は癒しそのものだ。
 選挙管理委員会だったっけ―――? まあ、よく覚えていないんだけど、彼女が入っているくらいなのだから、さぞ平和な委員会なんだろうなと思う。
 ぶっちゃけ入りたい、大刀洗先輩の傍にいれるならなんだっていい。
 猫のように眠る先輩は本当にかわいい。先輩だけどマジでかわいい。
 私は百合ではないけれど―――寧ろ撲滅派だけど、先輩は大好き、可愛い。

 「なんか、不謹慎なこと考えてるねえ〜〜……」

 眠そうにアイマスクの上から目を擦る先輩。
 何故そんな奇行に及ぶのか謎である……が、やはり可愛いので許す。
 何気に、心を読まれてしまっている。凄いよ先輩。てかやっぱ可愛いよ。
 私はのんびりと隣で寝ている先輩を見ながら、笑って答える。

 「不謹慎じゃないですよ、先輩」

 強いて言うなら、貴女が異常に可愛い事こそが不謹慎です。
 いつか、アイマスクの下のお顔を見たいと思っているのは、内緒にしてくださいね。

 いやいや、だってさ、彼女の素顔って―――絶対に可愛いと思いません?

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