舞われまわれ | ナノ







「以上が今回の報告になります」
ポルポに今回の事の顛末を伝える。もちろんマキナのことは伏せて。
「ブフゥ〜。…ブチャラティ」
「はい」
「君は何か重大な情報を忘れていないか?」
「え?」
「この報告にはコンテナ街にいた少女のことが何処にも無い」
「それは…」
「マキナ、といったかな」
肝が冷えたのを感じる。
「…」
「ブフゥ〜。まぁいい。おい、入りたまえ」
側近がドアを開けるとそこには
「…何故」
マキナがここにいるんだ。