舞われまわれ | ナノ







「ブフゥ〜、親衛隊の方々が自らお越しになるとは…」
「いえ、今回の件はパッショーネ全体の問題だと、ボスも言っていましたから」
「そうですか。では我々に出来ることがあったら何なりとお申し付けください」
「お気遣い感謝します、あ、それじゃあ僕は早速調べに行きますね」
「そうですか、皆のもの、お送りしろ!!」
「い、いいですよ!それじゃあ」
ポルポの事務所を足早に去る。
黒服の人の横を通るたびに恭しく頭を下げられ、僕は逃げるように外へ出た。


ああ、もう緊張したなぁ。何であの人あんなにでかいんだろう。
怖かったよぉ、ボス。
でも僕はボスのためにならがんばれますよ!
まずは…何をしよう。
「あ、そうだ!」
目撃者に当たることにしよう。
不肖ドッピオ、ボスのためにがんばります!!!