舞われまわれ | ナノ







「おはようー。」
「おはようございます、マキナ。」
「…顔色悪くない?大丈夫?」
「大丈夫ですよ。」
「そっか。」
ブチャラティはまだ帰ってこない。

「フーゴはもう朝ごはん食べた?」
「…。えぇ、いただきました。」
「ちゃんと片付けもして偉いねぇ。」

使ったであろう食器は既に食器棚に戻っている。
さて、私も朝ごはん作りますか。
昨日は夜に一暴れした性でお腹がペコペコだ。
ブチャラティの分も作っておこうかな。
彼もお腹が空いているに違いない。
冷めても平気なものを何か作っておこうか。



「ブチャラティ!おかえりなさい。」
丁度自分の分を食べ終わった頃、ブチャラティは帰ってきた。
「ああ、ただいま。」
「朝までなんてお疲れ様だね。ご飯食べる?」
「ああ、ありがとう。」
よし、とキッチンに向かう。
先ほど作ったパニーニを、私は皿に盛りつけた。