舞われまわれ | ナノ
一気に三件の任務を回された私がアジトについたのは早朝のことだった。 程よい疲労感だが、このまま寝たら一気に生活リズムが…なんて気にしながらリビングに入る。
「誰・・・?」 「っひぃ!!!!」 知らない人がいた。 ナイフを喉元にあてて問うが相手は歯をガチガチ鳴らすだけで何も応えない。 ど素人じゃない。 それとも演技かな。 なんともいえないので解放するわけにも行かない。 とそのとき男の持つものが目に入る。
「雑巾…?」 「そこまでだマキナ。」 「プロシュ」 ート、と名前を呼ぶ前に 「兄貴!!!」 という声に私の声は掻き消された。
「は?」
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