舞われまわれ | ナノ
「ただいまー」 「なんだ?お前ら朝帰りかよ」 「ふふふープロシュートったら焼餅?」
キャーなんて言っているこいつがその朝帰りになる羽目になった原因なんだがな。 俺は頭痛を覚えた。
「あ、メローネ」 奥のほうからジェラートが顔を出した。 「お、ジェラートじゃん」 やけに上機嫌にメローネが近づいていく。 すごく嫌な予感がする。
ジェラートの前まで来てメローネは、奴を殴った。 ああ、頭痛薬どこだっけ。
「ちょ、メローネ何してるのー!仲直りするんじゃなかったのー!!」 すかさずマキナの突込みが入る。 あいつも毎度ご苦労なことだ。
「だからこれでお相子なっていうか仲直りのしるし?」 どんなしるしだよ。 ソルベが殺気立ってるがジェラートは納得しているようだ。 これならゆっくり寝れそうだ。 俺は救急箱から頭痛薬を取り出し部屋に退散した。
(一件落着、か?)
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