女の子との初めてのエッチで我慢出来なかった話


爆豪勝己
学校が終わって、一緒に寮へと帰って来た二人。エレベーター前で別れるのかと思いきや「部屋、来るか」「行っていいの?」「おう」「じゃあお邪魔しようかな」流れで勝己の部屋に行くことに。部屋に着いてから飲み物でも買って来たらよかったと思い「何か飲み物いる?買って来るね」と外に出ようとしたら「行くなや」手首を掴まれて部屋の外に出ることを阻止される。「わッ…!?」気付いた時にはベッドの上で組み敷かれていて。「え、と、勝己くん…?」「男ン部屋のこのこ来た罰」「だって、勝己くんの部屋だし」「だとしてもだ」そう言って赤い瞳に捉えられ、がぶりとキスをされる。それはいつもするような可愛いものではなく、舌と舌が絡み合うような深いキス。これは流石に処女でもこの後の流れを理解した。「悪ぃ。我慢出来ねェ。つかするつもりもねェ」「待って、せめてお風呂に…」「もう無理」「だ、だって今日模擬戦あったし、汗かいたし…!」「どーせまた汗かくから一緒だろ」ギラギラに瞳も吐息も名前に触れる手にも熱を孕んでいるくせに触れる手つきは壊れ物を扱うかのように優しくて、そのまま身を委ねてしまった。


轟焦凍
焦凍の部屋でまったりプチデートを楽しんでいた。楽しかったことを話す名前と彼女をじっと見ながら相槌を打って話を聞く焦凍。机の上に置いていたお互いの手がちょん、と触れると「あ、ごめんね…!」「ああ、悪い」名前が顔を赤くして手を下げようとするとそれを阻止するように焦凍の手が名前の手の上に重なる。「しょ、焦凍くん…?」重ねられたまま焦凍の指が名前の手を撫でるとそのまま指を絡めて引き寄せられる。「名前…」「しょ、ンン…ッ」うっとりした表情の焦凍に食べられてしまうかのようなキス。角度を変えて何度も繰り返されるそれにいつものキスではないと気付いた名前が恥ずかしくなって逃げようとするが焦凍の腕にがっちりホールドされてそれは叶わない。終わらないキスの雨に必死に応えているとようやく唇が離れて「…あんな顔見せられたら、我慢効かねェ」「え、」少し息が上がって瞳にも吐息にも熱を孕ませた焦凍に押し倒される。「俺も名前も初めてだからゆっくりでいいと思ってたけど、悪い、早く俺を受け入れてほしい」雄みと末っ子みの混じった表情で言われては受け入れないなんて選択を出来るはずもなく「…優しくしてね?」と言うと「当たり前だろ」と再度キスをされて服に手を掛けられた。


鷹見啓悟
「シャワー先にどうぞ」「うん。借りるね」二人が付き合って初めてのお泊まりの日。手も繋いだ、キスもした、その先はきっと今日。「(今日、シちゃうのかな)」シャワーを浴びながら想像するだけで顔に熱が集まる。啓悟のことは好きだけれど処女を失うのは少し怖くて、気持ちが定まらず浴室から出られないでいると「名前さん遅いんで来ちゃいました」ガチャッと扉が開いて啓悟が入ってきた。「え!待って、まだ…」「すみません。待とうと思ったんですけど我慢出来なくて」ほら、俺って我慢苦手だし、だなんて笑うがその琥珀色の瞳は熱を孕んでいて。いつの間にかシャワーを止められて浴室の壁に押し付けられる。「優しくするんで。いいですよね?」と聞いておきながら啓悟は我慢出来ずに名前の首元にキスを何度も落とす。恥ずかしくて、擽ったくて、涙目になりながら「本当にするの…?」と聞いたら「名前さん、それ、逆効果ってわかってます?」真剣な声で返ってくる。「大丈夫。怖い思いはさせません。だから俺に全部委ねてください」ツツ、と啓悟の親指が名前の唇を撫でて、噛み付くようなキスをされそのまま浴室で頂かれ、逆上せる前に上がってベッドでも頂かれる。翌朝ぷんすか怒る名前を笑いながら宥める啓悟の姿があった。

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