お風呂上がりにイチャイチャしてるだけの話
爆豪勝己
お風呂上がりにソファーに座ってタオルで髪の毛をわしわし拭いていると後ろから勝己が「髪傷むだろ」とタオルを奪い取って優しくぽんぽんしながら拭いてくれる。「勝己は自分の髪わしゃわしゃしてるじゃん」と拭かれながら言えば「俺はいいンだよ。お前は女だろ」髪大事にしろやって言う。それが嬉しくてされるがまま委ねていると急に髪の毛を軽くクイっと引かれて気が付いた時には勝己と唇が重なっていた。すぐに唇は離れたが感触はしっかりと残っていてちょっとだけ恥ずかしくて「…急だね」と言うと「急にしたくなった」と少し低めの声で返されて視界がタオルで遮られる。「え、ちょ?」「いいから黙ってされとけや」不自由な視界のまま再度唇を奪われて、角度を変えて何度もちゅっちゅされる。だんだん余裕がなくなり名前が「はぁ、」と熱を孕んだ吐息を吐くと少し開いた唇の隙間から勝己の舌が入ってきて、どんどんキスは激しくなっていく。ようやく唇が離れて視界にも自由が戻ったと思ったらニヒルな笑みを浮かべた勝己がいて「シたくなったろ?」って言ってくるのずるい。頷いたらそのままベッドイン。
轟焦凍
ドライヤーで乾かした後、仕上げに洗い流さないトリートメントを付ける。その様子を見ていた焦凍が「俺も」って名前の肩に顎を乗せてくるから「ここ座って」と促して自分と同じように髪の毛を乾かして仕上げにトリートメントを付けてやる。出来たよ、と言うと髪の毛を触って「つるつる…」と子どもみたいに感心してる焦凍が可愛くてつい笑っちゃう。「何笑ってんだ?」「可愛いなぁって」と言うと「それは名前の方だろ」って手を引かれて焦凍の膝の上に向き合って座る形になる。こつんと額が触れる距離で焦凍が「同じ匂いするな」って言うから「そりゃシャンプーもトリートメントも同じだし」って返すと「嬉しい」と笑うので名前も「わたしも」と返す。お互いに笑い合って自然な流れで軽く触れるだけのキスを数回繰り返していると下半身に固いものが当たる感覚がして、まさかと下を見るとそのまま抱き締められて「悪い。シたくなっちまった」って素直に告げられる。「名前……シたい」耳元で囁くからぞわりと全身が掻き立てられて名前自身も下半身がキュンと疼く。「……いいよ。シよ?」と焦凍の胸に顔を埋めたまま言えば嬉しそうな笑顔で「愛してる」って言われてキスを一つ。そして2人で寝室へ向かった。
鷹見啓悟
スキンケアをしてると啓悟がやって来て「あれ、乳液変えました?」と聞いてくる。細かいところにすぐ気付くの目敏いなぁと思いつつ「乾燥が気になるから超しっとりタイプにしたの」と返す。「へー、俺にも付けてくださいよ」と有無を言わせず啓悟の手が名前の手を持ってそのまま己の頬へ。「新しく出すよ?」「名前さんの残りがいーんです」って言うから手のひらに僅かに残った乳液を丁寧に啓悟の頬に塗り込んでいく。はいおしまい、と言うと「お揃い嬉しかぁ」と啓悟が名前を抱き寄せてお互いに潤った頬をくっ付けてくるので照れ隠しで「お髭痛いー」と言うと「じょりじょりしちゃるー」なんて言ってぐりぐり更に押し付けてくるから2人して笑い合って、そのままカーペットの上に倒れ込む。視線が絡んで啓悟の指が名前の顎をすくってその流れでキス。触れるだけのキスから次第に舌を絡める深いキスになり、吐息と共に名前の甘い声が洩れる。「は、そげん声出されたら我慢出来ん」と熱を孕んだ琥珀色の瞳に見つめられて心臓がキュンってするし、名前もここまでされて我慢出来ないけど恥ずかしいから「最初から我慢するつもりなんてないでしょ」って全部啓悟のせいにしちゃう。「ん。俺んせいにしていいけん、抱かせて」って名前の羞恥心をも見破ってくるところがずるい。もちろん抱き潰される。
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