女の子の長い髪の毛が敵に切られた話


轟焦凍(プロヒ設定)
「その髪の毛……」と驚いた面持ちで言う焦凍。焦凍が大好きだった名前の長かった髪の毛は肩あたりまで短くなっていて毛先はチリチリしていた。
「たまたま遭遇した敵が炎を操る個性でね。焼き切られちゃった」と髪を触りながら他に怪我はなかったからいいんだけどね、と強がってみせるが焦凍は名前が長い髪をどれだけ気に入って大切に手入れをしていたかを知っている為、悲しみに顔が歪む。しかも自分と同じ炎を使う個性の敵にやられたことが焦凍にとって嫌だった。
「ごめん。名前の綺麗な髪、守れなくてごめん」謝る焦凍に強がっていた名前の瞳にも涙が溜まる。
「……また伸ばすから、大丈夫だよ」泣きながら言えば焦凍も泣きそうになって、名前を抱き締めた。


鷹見啓悟
敵との戦いで髪の毛を切られてしまった。敵の個性が腕を刃物に変えられるというもので切られた髪は肩よりも短く不揃いだ。
「その髪……どげんしたと?」とホークスが短くなった髪を恐る恐る触りながら言う。
「敵に切られちゃったの。わたしの長い髪好きだって言ってくれたのにごめんね」眉毛を下げてそう言えばホークスは名前をぎゅっと強く抱き締めた。
「大きな怪我がなくて安心した……髪なんてまた伸びるし、短いのも似合っとうよ」腰あたりまであった長い髪を撫でてくれた時のように短くなった髪も優しく撫でるホークス。後日、美容院で最近流行りの切りっぱなしボブに整えてもらった名前を見て「ばりかわいかー!」とニコニコするホークスがいる。

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