「好き」が溢れちゃう話


爆豪勝己
勝己は普段から『好き』を言わないし態度でもあんまり示さないタイプ。ただ話し方や視線がクラスの女子と名前とでちょーっとだけ変わる。名前と話す時は言葉が少し柔らかくなるし視線も名前の方向いてることが多い。名前は勝己のことをわかってるから言葉や態度で示すことを無理強いしないけどちょっぴり寂しく思ってる。でもそんな勝己の感情が溢れてしまうのが身体を重ねている時。己の手で蕩けそうに気持ち良くなってる名前を見て独占欲や好きが溢れてキスの合間に「好きだ」って小さく囁いたり、名前が頬を紅潮させて「かつき、すき、だいすき…」って手を伸ばして求めて来たらその手首を掴んで「俺の方が好きだわ、舐めんな」って手首を噛まれる。名前の涙を見て抱き締めたりキスせずにはいられなくなる程感情が爆発する爆豪勝己もいい。行為の時のキスは少し荒っぽいけど涙を見た時は酷く優しいキスをしてたらいい。


轟焦凍
焦凍はどこでも名前への好き好き感情を無意識に出してる人。学校では当たり前かのように名前の隣を陣取って優しい眼差しを向けるし、髪の毛や手を自然に触っちゃうから爆豪には「他所でやれ、クソが!」ってキレられるし、クラスもザワザワしちゃうけど次第にその光景はクラスの一部になって馴染んじゃう。2人きりになるとその感情はどんどん出て来て何回も「好きだ…」って伝えてくれるし「名前は今日も可愛いな」って顔面国宝級が言うから名前は嬉しいけど恥ずかしくて堪んない。「名前からも好きって言ってくれ」自分だけ好き好き言ってるのが少し不満な焦凍に催促されてめちゃくちゃ小さい声で「…好き、」って言ったら焦凍の顔が嬉しさで溢れて「俺も好きだ」って結局言い返される。キスもボディタッチもとにかくスキンシップも言葉もかなり多め。名前はともかく焦凍は時と場所を選ばないのでクラスの人からはバカップル呼ばわりされるが焦凍は満更でもない様子。


鷹見啓悟
好き好き感情が溢れてる人その2。サラッと「好いとうよ」「今日もかわいかね」って伝えるしハグやキスも多め。パトロール中でも名前の姿を見つければ空から降りて声を掛けて来るし、出張へ行けばその土地の美味しいと噂のグルメをお土産に絶対買ってくる。言葉やスキンシップ以外にもあの手この手で『好き』を伝えようとするのがホークス。サイドキックにも「俺たちやファンとは態度が違いすぎる…」って引かれる程。名前はホークスの好きアピールによって外堀から埋められていることに気付いておらず、気付いた時にはもうホークスから逃げられなくなっている。「ずっと俺だけの名前ちゃんでいて」と逃げられないことをわかって重たい愛情を注ぐ。これが一歩間違えると愛情が歪んでしまうけどそこは人として、ヒーローとしての理性で抑えてる。心の奥底では名前への愛情がドッロドロだったらいい。名前へ他の男や敵が近付こうものなら敵ばりの冷たい声、瞳で牽制する。重たい割に名前からの「好き」にいちいちキュンってしてるといいな。

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