女の子に剃り残された毛があったら


爆豪勝己
そういう雰囲気になって、ちゅっちゅっとキスをして勝己の手が名前のふくらはぎを撫でるとチクッと触れた1本だけ剃り残された毛。「……」勝己はそれをスルーした。名前には言わない。つるつるでしっかりとケアされた肌が好きだけどこういう剃り残しも愛おしく思うタイプだと思うし、何より名前が自分の為に時間を割いてケアをしてくれてることが嬉しい。けれどそれも直接は言わない。キスに夢中になり蕩ける名前の顔を見て「(可愛いやつ…)」だなんて柄にもなく思うと自然と緩む口元。それを隠すようにキスを一旦止めてふくらはぎの剃り残された毛があるところにガブリと噛み付いた。「あッ、何するの…!?」と名前は少し抵抗してみせるが「っせェな」と名前を押さえ込み再びキスをする。ふくらはぎにはくっきり勝己の歯型が残された。


轟焦凍
名前の部屋でベッドに並んで座りテレビを見ていたら、2人の腕が軽く当たってその時にチクッとした焦凍がテレビから名前の腕へと視線を移す。テレビに夢中になる名前の腕にはいつもはない、珍しく剃り残された毛が。「名前、ここ毛残ってるぞ」「えっっ!?」焦凍は躊躇いもなく、悪気もなく言っちゃうタイプ。剃り残しを自分の目で確認した名前はすぐに隠して「いつもちゃんとしてるのに!焦凍くんに見られるなんて最悪…」と泣きそうなくらい落ち込む。「俺に見られたら嫌なのか?」「好きな人だから嫌なの。焦凍くんの前ではいつも綺麗でいたい」今すぐ綺麗にしてくる!と立ち上がった名前の腕を掴んで焦凍はそれを阻止。「名前はいつでも十分可愛いし綺麗だ」って真っ直ぐに言うから顔が余計に真っ赤になるし心臓がバクバクうるさい。「…ありがと」でも気になるから、と焦凍の手を振りほどいて行ってしまう名前。残された焦凍は「そんなに気になるもんか…」と女心の理解に困り、後で緑谷にでも聞いてみようと決めた。けれど剃り残しの話をされた名前が怒ってしまい、許してもらえるまで謝り倒す羽目になるなんてこの時は思ってもみなかった。


鷹見啓悟
一緒に風呂に入りたいと強請りまくって勝ち取った名前との入浴に啓悟はいつになくご機嫌。「嬉しそうだね」「そりゃあ名前さんと風呂に入れるなんて超レアイベントですから」湯船に浸かり啓悟が名前を後ろから抱き締めている。そろそろシャワーを、とシャワーコックに手を伸ばそうとした時にチラリと見えた脇に剃り残された毛。啓悟はそれに釘付けになりゴクリと息を呑んだ。いつもケアを怠らない名前なのに珍しいと思いつつ剃り残しがあることは言わない。けれどそれに興奮し名前の伸ばした手を掴んでこちらを向かせた。「ちょ、何…!?」「ちょーっと黙って」「ンッ…!」掴んだ手を高い位置で固定し二の腕から脇へ舌を這わせる。舌先にチリッと触れる剃り残しの毛にゾクゾクと普段とは違う欲が掻き立てられ、啓悟の行為は更に進む。「ん、ちょ、けーご…」「すんません、今日手加減出来ないと思うんで」と熱を孕んだアンバーの瞳に見つめられ、そのまま風呂で抱かれる。その後ベッドでも第2ラウンドが始まり、結果夜通し抱き潰される。翌日腰が痛いと怒る名前にヘラヘラ謝りながらまたイチャイチャする。次する時にはこの毛がないことに少し残念がる啓悟さん。

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