hrak男子に食事に誘われる話


爆豪勝己(プロヒ設定)
「食いてェもんあるか」現場が重なって仕事終わりに久しぶりにごはんでもどうかと名前から持ち掛けた。急な出動要請もなく無事に合流し開口一番に勝己が聞くので名前は今はお寿司が食べたいと伝えたら勝己はスマホで何やら検索し始めた。「ここ、行くぞ」「えっ」画面に映し出されたのは回らない高級寿司割烹。お互いプロヒーローなので100円チェーン店はないにしてもせめてお皿の色で値段分けされたそこそこの回転寿司屋を想像していたのに。「何だ、不満か」「いや、お高そうだからびっくりして。てっきり大起〇産とか弥〇あたりかなって思ってたから」と言えば「テメェとの食事でそんな安っぽいとこ行くかよ」と返された。どういう意味?と意図がわからず聞けばツリ目を更に釣り上げて「俺が好きでもねェ女と高い寿司食いに行くように見えンのかよ」吐き捨てるように言う勝己に「…自惚れてもいいの?」なんて聞けば「一発で落としたらァ」と腰を引き寄せられ密着した状態でタクシー乗り場まで誘導された。着いた先でずっと好きだったことを明かされる。


鷹見啓悟
ホークス事務所事務員の名前は毎度しつこすぎるホークスからの食事の誘いについに根負けした。「で、どこ行きます?あ、俺の行きつけの店とかどうですか?鶏の出汁が効いてる水炊きと新鮮な鶏刺しが評判で美味いんすよー」「じゃあそこで」「はいはーい。じゃ今日の18時に予約入れときますね」一度食事に行けば諦めるだろうと踏んでいた名前だったが人生はそんな甘くなかった。後日また食事に誘われたのでやんわり断ると「前の店、あんまりでした?」「いや、美味しかったけど…」「じゃあ何ですか。俺との食事は嫌ですか?」「そういう訳でもないけど」と言葉を濁せば急に肩を押されて後ろによろける。気が付いた時には壁とホークスに挟まれていた。顔の横には逃がさんとばかりに彼の腕が。「別に俺もたった1回の食事で好きな人を落とせるなんて思ってないんですよ」「へ」「でも、もう食事に誘うだなんて回りくどいやり方じゃ貴女は振り向いてくれないってわかりました」「っ…」鼻と鼻が触れ合いそうなくらいまで顔を近付けられて思わず口をきゅっと結ぶ名前。「俺ね、欲しいと思ったら我慢出来ないタチなんですよ。名前さんが欲しくて欲しくて堪らないんです」目の前に広がる整った顔とほんのりワックスの匂い。「名前さんを俺のものにするまでこれからは容赦しません」「ひっ…!」頬に触れた少しかさついた唇。ホークスの目は本気だった。その瞬間から猛アタックが始まる。

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