hrak彼氏のプロポーズの言葉


鷹見啓悟
No.2ヒーローは多忙で会う時はいつも啓悟から連絡があってからだった。明日空いてます?とか今から会えません?とか急な誘いばかり。今日も昨日の夜に急に連絡が来て会うことになり、高いビルの上で夜景を楽しんでいた時「名前さん。俺と一緒になってくれません?」とこれまた急に夜空を見上げたまま啓悟が言った。「え?」「俺の職業柄会える日も時間もまともに取れないじゃないですか」「でも啓悟はヒーローだから」「そうなんスけど、でもやっぱり名前さんに我慢ばっかりさせてるなぁって」「啓悟を好きになった時から覚悟してたよ?」「はー……そうじゃなくてですね」と啓悟は顔を名前の方へ向ける。「今みたいに急に連絡して明日会いたいとか、じゃあまたってお互いの家に帰るんじゃなくて、同じ家で俺の帰りを待っててほしいんです」「啓悟…」「仕事上帰れない時もあると思うんですけどそれでも名前さんに俺の帰りを待っててほしい」だめですか?と眉尻を下げて笑えば名前は首を横に振った。「だめじゃない。わたしも啓悟におかえりって言いたい」と返事をすると啓悟は嬉しそうに笑って指輪を名前の薬指に嵌めた。啓悟の薬指にも同じ指輪が光っていた。


爆豪勝己(プロヒ設定)
「…やる」とそっぽを向いて差し出されたネイビーの小箱。それに何が入っているかなんて中身を見なくてもわかるけれど。「え?え?」戸惑いながら小箱を両手で受け取る名前。「言っとくが俺にロマンチックは似合わねェからな」と未だに顔はそっぽを向いたまま。でも耳は真っ赤で。それが愛おしくて「ありがとう」と言って小箱を開ければ、そこには大きな一粒のダイヤモンドがあしらわれたプラチナリングが鎮座していた。「…わ、綺麗。付けてもいい?」と聞けば無言で頷く勝己。薬指に通せばそれはぴったりで思わず薬指を見つめてにんまりしてしまう名前。笑うだけで何も言わない名前に痺れを切らしたように勝己がようやく名前を見て「結婚、するンか?」と聞いてくるから「結婚したくない人からの指輪は付けないし受け取らないよ」と意地悪く笑って言えば「もっと可愛く返事しろや」なんて睨まれるけどこの男は名前が断らないのを確信してる。


轟焦凍(プロヒ設定)
「結婚してくれ」とド直球に言う男、轟焦凍。あまりのド直球さに名前が顔を真っ赤にしておろおろしちゃう。「俺、指輪のサイズとか詳しいことはわかんねェから……用意出来てなくて悪い。一緒に選びに行こう」と名前が返事していないのにもう了承したように話すから慌てて「わ、わたしでいいの…?」と不安げに言えば「名前がいい」と目を見て真っ直ぐに告げるから涙が溢れる。それに今度は焦凍が「お、お…?泣かないでくれ…」と名前の涙におろおろするからその様子が面白くて泣きながら笑っちゃう。「これは嬉し涙だよ」と言えば「…結婚してくれるのか?」と今更控えめに聞いてくるから「わたしも、結婚するなら焦凍がいい」と返せば「…嫌なのかと思って焦った」と安堵の声で言い、名前を抱き締めて首元に甘えるように額をぐりぐりする。

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