生理痛が辛い時に優しくしてくれる
緑谷出久
「大丈夫?」「ん、ごめんね…」「謝らないで。辛いよね」と布団に包まる名前の腰を優しく撫で続けてくれるし、ゼリーや水など口にしやすいものを買ってきてくれる。「僕に出来ることは何でもするから、何でも言ってね?」「……じゃあ、出久くんの声、たくさん聞きたい」「そ、そんなことでいいの?」「声が聞きたいの。安心するから」と少しわがままを言うと最初は戸惑いながらもいろんな話をしてくれる。出久の声は優しいから知らないうちに寝落ちしちゃう。
爆豪勝己
「痛いンか」「…ん」「我慢せずに頼れや」「…ん。ごめん」「謝ンな」生理痛が辛くてデートの予定をキャンセル連絡を入れたらすっ飛んで来てくれた勝己。その手にはスーパーの袋。「薬、まだだろ?」「うん」「何か作ったる」と食べやすい卵がゆと薬と水もしっかり用意してくれるスパダリ。「…わ、美味しそう。ありがと」「口開けろ」「自分でするよ?」「今日くらい甘やかされろや」「…ふふ。そうする」おかゆも食べさせてくれるし、何なら薬は口移ししてくれるからドキドキして生理痛を忘れたい。
轟焦凍
生理痛が辛くて誰かに無性に甘えたくなり、彼氏である焦凍に連絡を入れるとすぐに来てくれた。「ごめんね、こんなことで呼んじゃって」「気にすんな。俺に出来ることがあればするから言ってくれ」ベッドに横になる名前の頭を優しく撫でる。「じゃあ、ぎゅってして」「……そんなことか?薬は?飯は?」「薬はさっき飲んだの。効くまでまだかかるからその間だけ、お願い」想像していたこととは違ったお願いだったが快く引き受ける焦凍。一緒の布団に入り逞しい腕に抱き締められると温かさから痛みがマシになった気がした。「…温かい。焦凍、ありがとう」「ん」言葉は少なくともしっかりと甘やかしてくれる。
鷹見啓悟
生理痛が重い名前。「大丈夫です?とりあえずプリンとか買って来ましたけど」「…ありがと」「あ、起きなくていいんで!寝ててくださいね」啓悟に連絡するとコンビニ袋を下げてベランダからやって来て身体を起こそうとすると肩を押されて逆戻り。薬が効くのを待っていると啓悟はベッドに腰掛けて名前の腰を毛布越しに擦る。「ごめんね、忙しいのに…」「気にせんでください。俺が好きでやってるんで」と優しく笑う啓悟にきゅんとする。「でも毎月辛そうな名前さん見るのも嫌なんで、一つ俺から提案」「…?」「まぁ確実性はないんスけど、10ヶ月程生理止めてあげましょうか?」と耳元で囁かれる。思わず「は!?」と声を上げるが啓悟はニヤリと笑って「俺、本気ですからね?名前さんとの子なら欲しいなって」「そ、それって…」「すみません、俺、真面目なのって似合わなくて」と言うけれど目は真剣そのもので、さらりとされたプロポーズに頷くしかない。あれ、生理痛治まった。
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