ゆっくり熱中症って言ってみて


名前「ゆっくり“熱中症”って言ってみて」



轟焦凍
「ね、ちゅう、しょう。これでいいのか?」と何の疑いもなく言ってくれる。そういう純粋なところがかわいくてつい笑っちゃう。「ふふ、うん。ありがとう」「?」意味がわからないとばかりに首を傾げる焦凍に意地悪してみたくなって、「さっきの意味、教えてあげよっか?」「ああ。知りたい」ちょいちょい、と手招きすると焦凍が顔を近付けてくる。その瞬間に触れるだけのキスをほっぺたに送る。「!?」「ふふふっ」突然のことに驚いて顔を赤くする焦凍。「こういうことだよ」としてやったりな笑顔で言えば「……名前だけずりぃ。俺もする」とようやく冒頭の言葉を理解した焦凍にめちゃくちゃキスされる。


爆豪勝己
「あァ!?誰がそんなこと言うかよ」と一蹴される。「だよねぇ」とわかりきっていたので別に落ち込んだりはしない。でも普段あまり好きの言葉やキスなど愛情表現が少ない勝己なので、熱中症を口実にキスしてもらいたかったとちょっとだけ残念な気持ち。「……ちゅうしたいな、」ボソッと聞こえるか聞こえないかくらいの声でボヤくと、突然勝己の大きな手のひらに顎を掴まれる。「んん"!?」「キスしてェなら最初からそう言えや」可愛くない声が出たと思ったと同時にギラつく赤い瞳と目線が絡み、ムードも何もなく唇を奪われるけど少し乱暴なキスが好きだなんて、勝己には絶対内緒にしたいと思う名前。


鷹見啓悟
隣に座っていた啓悟が無言で名前の顎に手を添えて啓悟の方向へ向かされべろりと舐めるようなキスをされる。流石は早すぎる男。キスも早い。「ーーーッ!!!」「はは、こうして欲しかったとやろ?」「そ、そうだけどっ…!」と希望通りだがあまりの早さに心の準備が完璧でなかった名前は「啓悟くんずるい…」と顔を真っ赤にした。「そげん遠回しに言わんでもキスくらい、いくらでもしちゃる。やけんキスしてって強請ってみぃ?」「……ッ、もっとしたい」「仰せのままに。お姫様」と先程とは比べ物にならない深いキスが降ってくるので啓悟の服を強く掴んだ。その後、希望通りたくさんキスが出来て満足な名前vsキスもおねだりも可愛すぎたから続きもしちゃおうとする啓悟。ファイッ!(名前が折れて、というか中途半端な熱に浮かされて我慢出来ずに結局最後まで頂かれます)

prev- return -next



×
「#オメガバース」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -