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経験も先入観も予測もすべて捨て去った眼を僕にくれませんか
柵を飛び越えた羊は自分の世界が断絶されたことにまだ気付いていない
優しさの魔法をかけられるたび自分に自信が持てなくなってしまうのです、莫迦みたいでしょう
世界がたった一人の人間で構成されれば争いも憎しみも怒りも生まれないというのに皆解ってくれないんだ
おまえのこと大っ嫌いだけど、酒を飲む手を止めて俺の愚痴を真剣に聞いてくれるお前が近くにいてよかったって思うことも少ーしくらいはあるんだぜ
恥ずかしいから君は俺の優しさなんかには一生気付かないでくださいお願いします