10

死なんて何も怖くないけど、君の料理が食べられなくなったり、あの人の笑顔がみれなくなったり、あいつのわがままを聞けなくなったり、そういうのは少しだけ寂しいかもしれない

俺をつなぎ止めることが君にとって最高の害悪だなんてこんな皮肉なことはないよ

貴方は私にとっての貴方の存在を軽く見すぎている

彼の者はすべてを捧げることになんの躊躇いもなかったのだろうか

あいつは俺たちのために消えた。だから俺はこいつのために消えても構わないよ

真っ黒い服を着た僕は棺桶に入って眠る人形のような君を見て呟いた


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -