永 遠


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01 遠くない昔、錆び付いた歯車、回り出す音
02 あの日、部屋に閉じこもった君が見ていた本はなんだったのだろう
03 知らない事が多すぎた、私という人間について
04 まっしろい紙の上に君の名を乗せてみたけど、
05 他の選択肢など思いつきもしなかった
06 偽りは生きる上での必要事項だという証明をここへ
07 嘘をつかない世界で 正しさばかりを探しているんでしょ?
08 届かない想いと指先の先に届くものなんてあるものか
09 溶けそうな色を宿している
10 銀色に輝くスプーンにうつる日々
11 その目とこの目で見える景色はどうやら違うらしいね
12 苦痛を飼い慣らして、それを糧に生きるがいい
13 記憶もすべて取り戻さなくていいから、そのままでいてね
14 ともに笑い合えない世界ならば沈んでしまえばいいのに、と。
15 あてどもない出口の先は、きっと互いが帰る場所なのだろう
16 だいじょうぶだいじょうぶ、大丈夫、見ていられないから。
17 唯一無二と称されたあなたの存在価値はおいくらですか?
18 一年後の僕の姿を想像できるかい、
19 うなづきかけた問いに背を向ける
20 私が思い描くものは酷く幸せで、きっと脆いかもしれないね。
21 手を掴んだら離さない、それぐらいの勇気は持っているよ
22 その涙は、体温と同じあたたかさだった(side Eren)
23 でもね、ほんとうはね、
24 救いきれない弱く成りすぎた心に、非力な涙をひとつくださいませ。
25 傷をつけた約束をずっと胸に抱いた、君が好きだから。
26 喜ぶ姿の中にも憎しみが染み込み過ぎていて。
28 特別は私じゃない、その言葉をどうやって封じ込めてくれようか。
27 それならば、君の孤独を分けて欲しいから傍にいさせてください(side Eren)
29 纏う空気に触れては、もう歩み寄れないことを知る
30 せめて、最期は穏やかに君の顔だけを見ていたかった
31 その目とこの目で見える景色はどうやら違うらしいね
32 思いこんだ事実が、本当は真実ではなかっただなんて、
33 取りこぼした想いを拾っていたかった、(side Eren)
34 戻れないところにいるあなたを、今でもずっと嫌っている
35 あなたがもらう傷を私で癒せることは出来ないのですか
36 いつもそう、置いていかれるだけの守られ方
37 どれだけのあいと、どれだけのかなしみを、あなたは。
38 一方通行の矢印の終結点は「君」と「あなた」
39 辿りつく場所を、間違えたと思ったことはない。
40 陽の当らない場所で永遠を誓います。


extra story
あなたが憧れなんだよ、そう君が言って微笑んだ。(side Hans)
君に殺されてしまうのも悪くない、と、思ってしまった(side XXX)


( サヨナラを告げなければ )

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