ヒオウギシティは高台が有名な町である。
レッドとなまえは高台から町を見下ろして息をついた。

「すごいな……。他の地方じゃみられない景色だ」
「うん」

ここからまた旅が始まるんだ。
でもこれまでと違って隣にはレッドがいる。
よーし!

「じゃあとりあえずポケモンセンターで部屋とるか!」

俺が歩き出すとレッドも少し遅れて隣に並ぶ。
なんだかむず痒い気持ちになった。

「これからよろしくな、レッド」
「ん」

薄く笑みを見せたレッドの頭を撫で、そのまま帽子を奪ってかぶってみる。
その姿を想像して似合わなさに苦笑すると、レッドは楽しそうに笑っていた。







視界に君がいること



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