もちろん私は学校へ行くのが嫌だ。
そしてそれより同じか少しばかし多いかくらいの気持ち家にいることが嫌いだ。私しか居ないのに、いやな空気が漂っている気がする。あそこは私の場所じゃない。
他人しかいない学校と他人みたいな家ですることもないから勉強はそれなりで学年でも頭から三十番目までには常に入れてる。そして友好関係は一切ない。好かれもしないし嫌われもしない、空気。このポジションはまだ耐えられるに値するものだった。
教室ではイヤホンつけたまま、読書。それでずっと過ごしてきた。私を知ってる人は話しかけたりしない。私を知らない人も話しかけたりしない。


第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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