「おい、クソナイト」
「ふざけないでもらえますか、バカキング」
この一言から始まった喧嘩。
いつもの光景には変わりないが、凄い先程からよだれを垂らして喧嘩をみているクイーンがいる。
…あいつらどれだけクイーンに見られてるんだか。
そしてルークはまだ広間に来てないようだが、何かあったんだ…
「ひゃぁああっごめんなさぁぁいっ!」
ポーンが喧嘩をとめようとしたらまた二人に足蹴をされていた。
「おい、二人ともいい加減やめないか!」
注意しても今回は二人の耳に届いてないようで、一瞬剣を取り出そうとしたとき、目の前にピンク頭の少女が立って
「ふたーりとも、決着をつけるために一つゲームをしません?」
「「…は?」」
「もしどちらかが勝てばなんでも一日言うことを聞く、という条件ですわ!」
ニコニコと解説しているクイーンに二人はあっけらかんとしていたがすぐに二つ返事をしていた、だが先程からクイーンがニコニコしているのが怖い。
「二人ともいいですか?ルールは簡単!今からこの棒を引いて赤の目印がついてたほうが命令出来ます!」
二人はふんふん頷いていたが、クイーンの持っている棒は三本あることに気付いたらしい。
「クイーン…何故三本なのですか?」
「えっ?私も引くからですけど」
おっと…、一気に二人の顔が青ざめた。そりゃクイーンの言う通りに一日中してたら何を言うかわからないからな。
「だめ…ですか?」
少し二人に上目使いをして尋ねるクイーンに二人も許可をしたときにクイーンの顔がキラリと狙ったモノを逃がさない目をしてたことは黙っておく。
「じゃあ二人ともひいてっまだみちゃだめですわよ!」
「あ、はい…わかりました」
「わかった」
そこで二人が引き終わり、「みていいですわ」と言われた刹那に二人は血相を変えたのが伺える。
「ふふっ私が当たりのようですわね!」
ほら!と皆にみせ凄いうきうきした顔をみせてるクイーン。
そしてクイーンから出たお願いは
「ナイト、そこで今すぐキングにキスしてください」
勘弁してくださいクイーン!
(男に二言はないわよね?)
090101
……………………
小雨が担当しました!初です、文では。
いつも霜田には感動させられる小説ばっかです。
大好きだ霜田さん
シリアスが好きな私がギャグに挑戦するも玉砕。
(100403)
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