あの後、死ぬほど酒を煽った。
ナイトにも酒を嫌と言う程飲ませた。
当然だが、さすがのこいつも今じゃ隣で寝ている。
窓の外を見ても、夜が更ける気配はない。
カランと音を立てたグラスに入った酒をまた煽った。
(一人で飲む酒も悪くねェ)
ふっと笑ってその場から立ち上がって歩みを進める。
出口ではなく、ルークを目指して。
コツンとルークの頭を蹴ってやった。
「おい、起きてんだろ」
「……なんや、バレてたんか」
「素面なら来い。話がある」
「……!」
先ほどまでの穏やかさは何処へいったのか、
俺とルークの二人の間には緊張が張り詰めた。
思わずルークも体を起こす。
「どういうことや、大将」
「頭悪ィな。そう易々と誰かに聞かれる話じゃねェって言ってんだ」
運命の針の音がした
100516
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短ぇえええええええええええええええ
第2章はルークに焦点当てて進めてゆきます!