それは咲き誇り朽ちぬ花

深く、深く、もっと深く

逃れられぬと知りながら

ただ染めるだけの猩々緋

目を覚ませばもういない

記憶に残る毒々しい口紅

重たかったのはお互い様

さきに落ちたのはきっと



*猩々緋(しょうじょうひ)



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