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その日は、月明かりが異様にまぶしく思えた。










割れた窓ガラスはキラキラと輝く星のように落ちていく。











その方の姿を見て、私は胸が高鳴った。









運命だと…そう思った。







「よう、また来てやったぜ」


「切り殺されに、か?」



お互いが殺してやる、と言わんばかりの睨み合いをする二人。


やがてやって来た仲間と、その方は立ち去ろうとしていた…。












いかないで欲しい、どうか…






「私を、連れて行ってください!!」








思わず大きな声を上げた。





彼は振り返ってくれた、しばらく考えにやりと笑うと





「来い」




一言だけれど…そう、言ってくださった。





立ち上がり、彼の伸ばしてくれた手を握りしめた。




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