「平山、アンタに頼みたいことがある。」

「あ?ってゆーか呼び捨て…俺の方が歳上…」

「センター試験数学の過去問を全て解け!今すぐ!迅速に!!」

「え、えええぇぇぇ」

「そして来年のセンター試験に出るであろう問題の予想をたてろ!間違っても外すなよ100%当たるようにしろよ!!」

「はあぁ!?ちょ、おま、」

「ぐずぐずするな何の為の確率脳味噌だ。数学が終わったら物理に化学に……」

「待てまてマテちょい待て。なまえ、まさかと思うがセンター試験、ヤマ張って挑むつもりか?」

「そっちの方が効率的だろう。」

「……お前な、試験でヤマ張るのは大学入ってからにしろよ…。」

「そんなこと言ったってな!!センター試験で一体何科目受けなきゃならないと思ってるんだ!!とてもじゃないが全部こなすのは無理だろう!?」

「何最初から諦めてるんだ。どっちにしろ、そんな付け焼き刃な知識じゃ試験は乗りきれない。」

「……。」

「勉強教えるのなら付き合ってやる。だからそんな馬鹿みたいな考えはやめろ。」

「でも……」

「センターなんて基本的な問題しか出ないだろ?大丈夫だ何とかなる。」

「アンタの頭と私の頭を一緒にするな!」

「じゃあ俺が何とかしてやる。ほら、一緒にやるからグズグズしてないで参考書開けろよ。」




最強戦士HR-yama




ヘタレなアンタが頼もしく見えたなんてそんな馬鹿な!



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