?「貴女が茉那?」
「う、うんそうだけど……。だれ?」
?「私はクローム。クローム髑髏」
「外国人なの?」
ク「ううん日本人。でも恩師につけてもらった新しい名前なの」
「その人センスないね」
ク「そんなこと……ある、けど……。ズバズバ言うのね」
「なんかクロームがこの間の変態と一緒の髪型してたから、なんかごめんね」
ク「それ多分、骸様だと思う……」
「骸様!?様付けしてるのどんな関係っ!?いやダメだよあんな変態を様付けなんてしたら!!移るよ!ね、やめよう!?」
ク「でも、私の身体は骸様がいないと生きていけないから……」
「え、ちょっと!!なんか聞き捨てならない言葉が聞こえた!!!ダメだやっぱあいつトドメ刺しとくべきだった!あの変態どこだちくしょう!」
ク「なんで怒ってるの……?」
「だってクロームがあんな変態に……っ!うぅ、……ぐすっ、ズビッ」
ク「女の子が鼻水垂らしちゃダメよ」
「ハンカチ持ってない」
ク「そこはティッシュでしよう?」
「ティッシュもないもん。私の女子力なんて初期値だもん」
ク「じゃあコレ使って?」
「え、いいの?鼻水だよ?ハンカチ汚れちゃうよ?」
ク「大丈夫。いいから使って」
ズビーッ!!
「ふぅ。すっきりした!ごめんねクローム、洗って返すから!あれ?洗って返したほうがいい?新しいの買おっか?」
ク「ううん、大丈夫。それボスのだから」
「ボス?えっ、ボスとかお偉いさんじゃん!やばい?」
ク「ボスなら怒らないよ。だから洗って返してあげてね」
「ごめんクロームのボス知らない」
ク「え?お友達でしょう?」
「友達なの!?え、誰だろう……」
ク「ボスの名前は沢田綱吉」
「うぇっ!?沢田!!?……あ、そういえば獄寺が十代目って呼んでるな」
ク「そうなの、ボスはボンゴレ十代目」
「へぇー、そっかアサリなんだ。とりあえずハンカチは沢田に返せばいいんだね」
ク「そう。じゃあまたね、茉那」
「うん、ありがとうね!…………そういやなんでクロームは私に会いにきたの?聞くの忘れちゃったな。まぁなんでもいいんだけど」
ーーーーー
「おはよ!沢田!」
ツ「おはよー」
「これ、沢田に返すわ!」
ツ「……ハンカチ?なんで佐倉さんが持ってるの?」
「昨日クロームに会ってさ!私が鼻水垂らしてたら貸してくれたんだ」
ツ「クロームに?ってかお前これで鼻水拭いたのかよ!」
「だって……クロームがいいって言ったし!拭いてから沢田のって言われたし!!」
ツ「だからってハンカチで鼻水拭くなよ……。ティッシュだろ」
「私の女子力は初期値なんですぅー。ナメるなよ!」
ツ「はぁ。そんなんじゃモテないよ?」
「うっ、うるせぇーやい!」
ツ「まあ、ハンカチ返してくれてありがとうね」
「そういやクロームって超可愛かった」
ツ「そう?」
「お前の目は節穴か!!」
ツ「そんなことはないと思うけど」
「
妹に欲しいな」
ツ「へー」
「え、何でなのか聞いてよ!!」
ツ「だって聞いてもしょうもなさそうだし」
「あの大きな瞳でうるうると上目遣いされたらノックアウトだね。しかも声も可愛いし。清楚系……ってああ!!ちょっと沢田!!!」
ツ「っ急に大きい声出さないでよ肩も揺すらないで」
「あの変態どこにいる!?」
ツ「変態?骸のこと?」
「そうそう!パイナポー!あいつクロームに手ェ出してるらしいね!!クロームが言ってた!だからトドメ刺しに行かないと!」
ツ「え、ちょっと待って!骸がクロームに手を出したって、?」
「クロームが言ってたんだよ!私の身体は骸様がいないと生きていけない……って!泣きながら!」
ツ「泣きながらは嘘でしょ?んーでもまあ、あながち間違ってないんだよなぁ」
「なんだとっ!?ボス公認ってか!!お前沢田ァア!!!」
ツ「なんでボスって知ってんだよ!!」
「え?クロームが沢田がアサリの十代目って」
ツ「そう、なんだ……。と、とりあえずさ!骸のことはオレに任せてよ!な!」
「えー沢田じゃ頼りない……」
キーンコーンカーンコーン
ツ「ほら!SHR始まるし!」
「仕方ないなー。ちゃんとトドメ刺してくれないと沢田にトドメ刺すからなっ!」
ツ「はいはい、それでいいから」
お題:確かに恋だった
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