ツ「佐倉さん!」

「あ、沢田じゃん。どうしたの?」

ツ「あ、あのさ。……昨日のことなんだけど……」

「んん?昨日?ああ昨日さ!沢田の名前を語る不審者に会ったよ!ヤバイ奴だった」

ツ「ええ!?…………そ、そうなんだ」
 (本当はオレ本人だなんて言えねー!!)

「そうなんだよ!パン一で顔も知らないのに告白してきてさ……お前誰だよって感じだよね。あの調子だと色んな女子にやってんじゃない?沢田、気をつけなよ」

ツ「う、うん……」

「? なんか落ち込んでない?」

ツ「そ、そうかな?そんなことないよっ」

「えー、落ち込んでるって。あ、そうか!偽沢田の不審者だもんね、そりゃ嫌だよね」

ツ「そっ、そう!ちょっとショックだなー」

「仕方ないなー。そんな可哀想な沢田に私が恵んであげよう」

ツ「恵む?なにを?」



アイス食べる?



ツ「ちょ!学校に何持ってきてんの!」

「失敬な!!ちゃんと購買で買ったやつだよ!溶けてねーだろ!」

ツ「あ、そっか。購買にも売ってるのか」

「仕方ねェからパ〇コ半分やるよ!感謝しろ!」

ツ「感謝しないといけないならいらないよ」

「なっ!?……嘘だよ冗談じゃん。一緒に食べようよ」


パキッ


「はい」

ツ「あ、ごめんね。ありがと」

「どいたまーー」

ツ「どいたまって何?」

「どういたしましての略だよ」

ツ「それぐらいちゃんと喋りなよ……」



アイス食べる?
お題:確かに恋だった
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