「それでは、いってきます!!」



私は玄関の先元気に挨拶し、振り返る
そこには見送りに来てくれた3人の姿があった。
……暫く会えなくなりますね。
いえいえ!寂しくなんてありません!!
向こうに居られる方々もいい方ばかりと聞いていますし、きっと楽しく過ごすことができると思います。



「頑張ってね、ティア」
「別に行かなくてもいいと思いますー。無視しましょうあんな奴らー」
「ししっ。カエルお前殺されても知らねぇ」
「そんな事言いつつナイフ刺さないでください堕王子ーー」
「は?王子に命令すんなし」



折角しみじみと別れの挨拶をしているのに2人が喧嘩を始めてしまった。リアちゃんが止めに入るが意味はなく、屋敷の奥へと戦いながら行ってしまった



「全くもう!ティアが行くまでもう少し大人しくできないものかしら」
「いいんですよ、リアちゃん。いつもの2人を見れて嬉しいです」
「本当にいい子だわ!暫く会えないのが寂しいけれど…………楽しんできなさいね」
「うん!いってきます!!」



丁度外に待たせている運転手が荷物を取りに来てくれたのでそのまま車へと向かう。
車の横に立ち、住み慣れた我が家を見納める。

屋敷を外から眺めることがあるとは思いませんでした。
蔦や砂埃で白いハズの外壁がくすんでいる。……意外と汚いのね。掃除を頼んだほうがいいのでしょうか?でもヴァリアーの屋敷ですし、目立たないからそのままのほうが……
色々思いを馳せていると、運転手から声をかけられた



「お嬢様。そろそろ出発しませんと遅刻してしまいますが……」
「あっ、ごめんなさい!!行きましょう!」
「かしこまりました」
「よろしくお願いしますね」
「はい。安全運転で参ります」



さ、ボンゴレ本部へいざ行かん!!!



To be continued...
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