「なあおい離せよっ!」
「うるさいなお前の弟は」
「だから言っただろ。昔から変わりゃしねえ」
麦わらの一味と白ひげ海賊団が手を組むことで生じたこの大規模な宴の中、エースとマルコはこっそりルフィを船内の個室に呼び出した。仲間とまだ騒ぎたいと喚いた少年は、二人の男に手足を拘束され壁に押し付けられた。
「おいエース!いい加減に…っ」
咄嗟に塞がれた口に触れたのはマルコの唇だった。何が何だか分らぬままその男を凝視すると、彼は柔らかい笑みを浮かべた。
「お前のことはこいつから散々聞かされてるよい」マルコはエースに親指を向けた。
「ルフィ、このオヤジはマルコってんだ」
兄にぐいと顎を持ち上げられて不覚にも目が泳いでしまう。まるこ…、ととぼつかない声で名前を言うと、エースは「そうだ」とルフィの頭を撫でた。そしてまるで習慣の一部のように、何の不自然もないままルフィのズボンを脱がした。おお、というマルコの感嘆の声が聞こえる。
「本当にお前の弟は下着つけてねえんだな」
「こうやって手っ取り早く犯してもらうためだよなあ?ルフィ」
「…ちっ、違…!」
身体の向きが変えられ尻を掴まれたかと思うと、双丘の間にマルコの指がニ本侵入してきた。はっと息を呑むとすぐにそれは中へ挿入された。
「ぁっ…」
「これは余裕でもう一本いけそうだよい、ルフィ」
マルコの声が耳元でざわつく。どんどんルフィの体温は上昇していった。ルフィの正面に回って身を屈めたエースは、触りたくても恥ずかしくて堪らなかった少年の急所に触れた。
「ひっ!やめ、…ろっ…!」
「人にお願いするときは「やめて下さい」、だろうが」
「エース、いや…っ、アっ!」
後ろは指が一本追加され、前は男の口にずっぽりと咥えられた。身体中が溶けそうになるほど熱い。びくびくと全身が痙攣した。
「ぁっ、やだ、ああ」
男二人に無理矢理こんなことをされて怖くて耐えられないと思う頭とは裏腹に、身体は酷く正直で兄の舌先に弄ばれたそれはどんどん質量を増していった。マルコの指が激しく射し抜きされ口からは涎がだらだらと垂れる。
「もうこっちの準備はできたよい」
「ん、じゃあ今度はこいつに咥えさせる」
エースが身を起こしたかと思うと、思い切りルフィは後頭部を掴まれて口の中に男の象徴を突っ込まれた。固くて熱くて大きいそれ。喉の奥に亀頭が当たり思わず呻き声を上げてしまった。
「んぐ、ん、あ、…ーっ!」
瞬間、後ろから大きな打撃を食らった。とてつもない圧迫感に唾を吐きそうになる。どくどくと脈打つ鼓動が頭の中を支配した。マルコがルフィの最奥を目がけて腰を大きく振る。少年のか細い身体はぱんぱん揺れ真っ赤に火照り上がった。
「んん、っ、ァ、ぐ、ひぅ」
「おいこら、ちゃんと舌使え馬鹿。俺がやったように」
「ああ、堪んねえよいお前、クセになりそうだ」
「んっ、ふ、ああっ、や、ら…」
頭が正常に動作しないようで、二人が発した言葉も右から左へ状態。一人で立っているにはもう力がなくて、気付けばルフィは前後の男に支えられていた。
「んー、ん、ひぐ、んんっ!」
「っ、うー、痛てえ、そんな締め付けて俺を噛み千切る気かよい」
「何だ?お前は喉チンコ抉られるのが好きなのか?」
「んんっ、んぐ、ぁっア!んん」
首を横に振った少年の拒否も虚しく、目の前の兄はルフィの口相手にがつがつと奥を抉るようにして腰を突き上げた。それと同時に後ろのマルコが律動のスピードを上げたので、ルフィの目はとうとう虚ろになり生気がなくなっていった。
「ん゙っ、ぁ、だめ、ん、もう…!」
「…俺も限界だよい」
「ルフィ、口を離して顔を上げろ。思い切りぶっかけてやる」
「はっ、ぁっ…んっ、アっーッー…!」
大きな爆弾が投下されたように、三人揃って破裂した。顔にびちゃびちゃとエースの精液がかけられ、胎内ではマルコの精液が駆け回るのを感じる。
「…ァ…」
足元や内腿にも自分も精液が飛び散ったのを見て、ルフィは酷く自己嫌悪に陥りながら意識を手放した。


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