「あーつーいー!ジャンルカ!!クーラー新しいの買いなさいよ!!」
「人の家のクーラーに文句つけないでよ。昨日壊れたばっかなんだからしょうがないでしょ」
「うわぁあ、暑い暑い暑い暑い」
「もうほんとお前、なにしに来たんだ。」

呆れたように冷凍庫に入っていたアイスを貪るジャンルカを傍目に飴花はバタバタと体を揺らして暴れている。俺はそれを傍目にパソコンをいじりながらインターネットショッピングを楽しみながらその会話に介入する事はなかった。

「あーつーい!!」
「はいはい、少しだまってくれ。」
「そんな冷たさいらないんだよ!!フィディオもなんか言ってやってよ!!」
「俺のことはほっといてよー」

そう言って顔だけ振り返ると飴花はだれた顔で死にそう、と呟いてソファーの肘掛けの部分に頭をのせた。

「だいたい、クーラー効いてない部屋でパソコンとかするから暑いんだ!!」
「随分な言いがかりだな!!まぁ、この部屋の暑さの四分の一はデスクトップのせいじゃないとは俺もおもうけど」
「というわけでパソコン消せ」
「え」
「熱風が私に死亡フラグ立てさせてるんだから普通だろう!!」

「ジャンルカ、そろそろこいつ外にだそう。」
「俺もそうかんがえてたとこだ。よし、フィディオ足持て。」
「暑いからやだ。」
「何ほんと!!もうやだ!!」

「ちぃーっす、昼飯作ってきたよー」
「きゃぁあ!!マルコ最高!!頼んでた冷製パスタね!!マジ大好き!!」
「え、まじ?俺も名前の事好きだよ〜」

「きたよナンパ男」
「空気読めよKY。」
「なに!俺集中攻撃?!」

「とりあえずお昼ー」

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