マギ 短編 | ナノ


※ヤンデレ注意
※SS並に雑且つ短文



大好きなの大好きなの愛してるの。

監禁して足を切り落として出来れば他の女の子を見てほしくないから眼球も抉り取りたいくらい。
ああ、でも駄目ね。彼が言ってたの。

『目が無かったらお前のことも見れなくなっちゃうよ〜?』

それは嫌だなぁ。私を見ててほしいから。
他の女の子を見てるのは嫌だけど、その分私のことを見ててくれれば、仕方ないから許してあげなきゃ。

ホントは監禁したいけど、駄目。だってそうしたら私が彼の隣に居られなくなっちゃうから。彼が前そう言っていたの。
足を切り落としたいけど、それも駄目。手当てが出来ないの。出血多量で死んじゃったら悲しいから。

でも、何かしなきゃ彼は私以外を見ちゃうよ。
嫌、嫌、嫌なの。私以外見ないでよ。

「心配しないでよ」
「嫌、嫌。私以外見ないで、私以外好きになったら嫌、嫌なの、ねえ、」
「大丈夫だよぉ、お前以外好きになったりしないから」

ぎゅう、ってして。お願いしたら、すぐ抱きしめてくれた。

不安だよ、不安だよ。どこにも行かないで。



狂った少女を見る少年の顔は、困ったような、でも嬉しそうな顔だった。

「これでお前は、僕以外もう見れないよね」

先に狂っていたのは、さあ誰でしょう。



130328

すみませんすみませんすみません……! 出来心だったんです。


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