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※白色人魚と空気のコラボ
※台本書き注意



挿絵(表紙絵)


こんな3人のある1日





─登校



夕「ヤバい!!
遅刻しそう!」


朱「そうだね」


夕「なんでそんなに落ち着いてるのお姉ちゃん!!」


朱「だって焦っても仕方ないじゃない
ほら、早く早く」


夕「まぁそうだけど…
あ、」


ノ「…おはよ」


夕「ノエル!」


ノ「…乗ってく?」


朱「あー…ごめん。
乗っけてって」


ノ「…いーよ」


夕「朝ご飯食べた?」


ノ「…食べてない」


朱「ランチパックあるけど?」


夕「あ、お姉ちゃん一枚頂戴
私、卵がいい!」


ノ「…僕はピーナッツバターがいい」


朱「もう少しで着くから早めにね」


夕「あ、なんとか間に合いそうだよ…」


レ「コラー!!ノエル!

ポポの三人乗りはダメだっつったろ!」


ノ「…ヤッバイ。
今日の門番、レオリオだ」


夕「あらー…運悪いなぁ…」


朱「突っ切っちゃえばいいんじゃない?」


ノ「そか」


レ「いやいや突っ切んなよ!!」


朱「……チッ」


レ「舌打ちすんな朱雨!!

ったくお前らは学習しないっつうか、人の話聞かないっつうか…!」


ノ「…っていうかポポは自転車と同じ扱いでいいの?」


朱「どっちかというと大型車両っぽいけど」


夕「そういう問題なのかな……」


レ「話を聞けお前ら!!!」


ポ「クワッ」





─授業中



夕「ノエルー」(小声)


ノ「…何?」


夕「今日ね、購買でプレミアムメロンパン売り出すんだって!」


ノ「…ナニそれ」


キ「なんだよノエル知らねーのかよ」


ゴ「みんな噂してるよ!
30個限定のパンで、10年に一度しか売らないんだって!!」


ノ「へー……」


夕「そうそう。

それをお姉ちゃんに買ってってあげたいと思って」


ノ「あぁ…
それは…いいかもしれない……」


キ「夕雨もノエルも本当に朱雨のこと大好きだよなぁ」


ゴ「ねー」


ヒ「なんだか愉しそうだね
僕の授業をほっぽいて…寂しいなぁ


キ「ゲ、」


夕「ヒソカ…」


ノ「…あぁ、ごめん」


ヒ「んー
どうしよっかな

後で2人は職員室に…」


ア「私のノエルと夕雨様に触るな変態」


ヒ「あ、ちょっ…アリア落ち着いて

イタタタ」


キ「なあ、アリアって生徒だよな」


ゴ「ノエル達が絡むとアリアには誰も適わないね」




朱「プレミアムメロンパン…?」


ク「あぁ。

なんでも10年ぶりの発売で30個限定らしい」


イ「なんがプレミアム゙とが10年ぶり゙つくと買う気しなくなんない?」


朱「イルミ五月蝿い。

じゃあ、かなり珍しいなパンなんだ」


ク「そういうことになるな」


イ「朱雨ヒドい」


朱「そっか……。
ありがとうクラピカ」
(夕雨とノエルに買ってってあげよう)


イ「ねぇ無視?」


ク「諦めろイルミ。

夕雨達のことになると朱雨は周りの声が聞こえなくなるからな…」





─昼休み




夕「人多すぎ!!
前に進めないっ!!」


ノ(…ただのメロンパンなのに、凄い人気だ…)


夕「ノエル、どうしよう?」


ノ「…任せて
こんな事もあろうかと…」


ス「俺、このために呼ばれたの?」


ノ「…ステラは強面だから、みんな退くかと思って」


夕「本当だ。
みんな退いてく」


ス「え、マジか」


ノ「…ステラ、この間スタバでキャラメルマキアート飲みながら他校の番長ぶっ飛ばしたでしょ」


ス「あー…あったかも。そんなこと」


夕「原因それだよ」


ス「………。」


ノ「…行こう」


夕「あ!!
最後一つしかないよ!」


ノ「急ごう」


朱「あれ?
夕雨、ノエル」


夕「お姉ちゃん!
なんでここに!?」


朱「いや、2人にメロンパン食べさせてあげようと思って」


夕「え…
私達もそのつもりで…」


ノ「…凄い偶然」


朱「………」


夕「………」


ノ「………」


朱「これ、3人で分けて食べよっか」


夕「そうだね」


ノ「屋上行こっか」


ク「平和だな」


ス「…お前が購買のお兄さんとか違和感バリバリだぜクロロ」


ク「……それ、言っちゃう?」


ス「言っちゃう」


ク「あ、そう……」





─下校



ノ「…メロンパン美味しかったね」


夕「そうだねー。
流石はプレミアムって感じだった」


朱「うん」


夕「明日は遅刻しないようにしないと」


朱「またポポに乗せて貰えばいいじゃない」


ポ「クワッ」


ノ「またレオリオに怒られるね」


朱「明日は門番がサトツ先生であることを願うしかない」


夕「…余裕持って出れば問題ないんだけどね」


ノ「そう言えば、レオリオにアイスの実貰ったけど……食べる?」


夕「なーんかレオリオ先生ってノエルに甘いよね」


朱「なんだかんだ言ってね」


ノ「…そうかな?」


夕「そうだよ
私、ブドウが欲しい」


朱「私、ミカン」


ノ「…ハイ。
なんか溶けてるんだけど」


夕「しょうがないしょうがない」


朱「ありがとう」


ノ「あと、食べてる所悪いんだけど…
2人とも着いたよ」


夕「あ、本当だ。

ノエル、送ってくれてありがとね」


朱「ポポもありがとう」


ノ「…うむ」


夕「明日は7:45に家の前に集合ね」


ノ「分かった。
…それじゃ……」




「「「また明日!!!」」」




(明日もまた、学校に行こう!!)



130729

雪兎さまから二万打フリリク企画で頂きました!
挿絵(表紙絵?)から内容から可愛すぎてもうどうしようかと。


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