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>>クリスタ成代転生夢ユミル寄り

サンプル文。

※百合だよ!



ソフィアはその日、風呂上がりで髪が半乾きのままベッドの上でごろごろしていた。シーツが濡れるなぁ、と思いつつ、明日洗う日だからいいやぁ、と枕を抱きしめる。

「おーい、ソフィアー」
「あーユミルだー。どうかしたの?」

ひょいと顔を覗き込んできたユミルに間延びした口調で返事をして、きょとりと目を瞬かせる。風呂上がりで濡れた髪、上気した頬、枕を抱きしめて傾けた首……異常なまでの破壊力だ。これを無意識でやってのけるのだから、末恐ろしい。
ユミルは問い掛けには答えずに、ソフィアのいるベッドに滑り込んだ。恋愛対象として見られないのはあれだが、こういうことが許される分、同性は得だ。

「えへへ、ユミルー」

ぴとっ、と枕を放り投げてくっついてくるソフィアは、ずっと一緒にいるせいかユミルに対するプライベートエリアが狭い。お前私の理性に感謝しろよ、とはいつだったか他の女子に漏らした愚痴である。

「お前、髪濡れたままだぞ」
「乾かすのめんどーなのー」
「髪傷むじゃねーか、綺麗なのに勿体ない」
「えー、じゃあユミルやってー」

ね? と小首を傾げられると断れない。

「仕方ねーな、ほら座れ」
「はーい」

何を思ったか身体を起こしたソフィアはユミルの膝に座り込んだ。ふわりと良い香りがする。

「……いや……まあ良いか」

役得なので何も言わないが、ほんとにこいつは、という話である。
手渡されたタオルで髪を出来るだけ傷付けないように水気を取っていく。自分の髪ならわしゃわしゃやって終わりだが、ソフィアの髪ではそうもいかない。

優しく乾かしているその手つきが、どうやら眠気を誘ったらしい。んー、と呻きながらソフィアが目を擦った。

「んぅー……眠い……」
「寝りゃ良いだろ。……っと、こっちも大体終わったしな」

ほとんど乾いた髪を撫でると本格的に眠気が襲って来たらしく、こてん、とソフィアはユミルの胸に身体を預けて船を漕ぎ始めた。

「…………」

自分で許可は出したものの、この状態は結構まずいのではなかろうか。
しばらくユミルは悶々とする羽目になった。



130909

お粗末さまでしたー。楽しかったですとても。
今度はユミル成り代わりとかやりたい……けどユミルの過去がまだ謎だからなぁ。

2013/09/09 17:54

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