Memo | ナノ


>>飛沫主がクロノメイに入学した模様です[混合]

※夢主=セツカ
※花礫の入学と同時に入学
※いろいろ適当



「ん? 花礫クンも同じクラスなんだ?」
「は? お前も輪コースなわけ?」
「君さ、人の話はちゃんと聞こーよ。私言ったよ」

何故か頬を腫らした花礫と教室……教室っていうか何だこれ、よくわからんが部屋で再会した。ついでに隣でさっきまで少し喋ってたツバメはどうやら花礫の友人らしい。

「良かったねぇ、ツバメちゃん」
「うん! 花礫もセツカちゃんも、前の人達がやるの、よく見ててね!」

まあ、多分? 私からしたら楽勝なんだろうけど。
自惚れじゃない。この世界では“発”は使えないみたいだけど、それ以外の念能力は使えるから。念能力者は一般人から見ると化け物、人外レベルに強い。
……ところで愛しの瑠璃と暫く会えてなくて萌え不足で死にそう。発使えないとかどういうこと。

眼前では、擬態機というものに接触しないように壁? まで行って十字マークに触れる特訓? 演習? が行われている。

「擬態機って、すごい空気と音がぶつかって来て、本当に怖いの。マットの上に立つと」

あと殺気もね。演習が始まってから、鬱陶しくて仕方が無い。取るに足りない殺気過ぎて逆にうざい。

「男子が先にやるから、私より花礫が先なの。大丈夫?」

セツカちゃんは私の後ね、とツバメは微笑んだ。花礫に向けたその目は、酷く心配そうで。

「次!」
「花礫! 初めてだから気を付けて!!」
「体勢構え!! 始め」

へえ……初めての割に度胸あんじゃん。まあ、殺気に慣れてないのはバレバレだけど。

結局花礫は、途中で派手に擬態機にぶつかって、失敗。

次は、女子の番だ。

「ツバメちゃん、頑張って」
「ありがとう、行ってくるね」

……目の色が、変わった。同じグループの誰よりも速く、速く。
意外、とは思ったけど。

まあ……関係ないしね、最終的には。

「次!」
「セツカちゃん……、無理しないで、今日初めてなんだし」
「だいじょーぶ。心配アリガト」

心配されるまでもないさ。余裕、楽勝。
……だってきっと、元の世界の奴らの方が怖いし強い。
何だかんだ言って、この世界は偽物臭くて、私の居るべき場所じゃないから。

(大体殺気とか……絶対アイツらの方がヤバいし)

薄情者多いに結構。未練なんて必要無い。

「ほーら、やっぱりね…」

手応え無さ過ぎて、むしろつまんないな。



131130

念能力者は人外。

2013/11/30 23:37

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