ディレクター×バラエティタレント燐
・青exキャラがバラエティ番組のレギュラーだったら
「おい!今日の俺どうだった!?」
「盛大にスベってたけど」
「いや、でも、ほら!雪男に突っ込まれた時とか!」
「スベった奴のフォローも含め上手く纏めるのが司会の仕事です」
「ぐぬぬ…!」
「燐は本当に浮いてるよねぇ」
「そうだ!何かドラマやろーぜ!」
「はぁ?」
「俺主役で!何か青春ドラマ的なの!」
「ありがち。イケメンヘブンとか花よりタンゴで私はもうお腹一杯」
「うがー!じゃ、じゃあ…!」
「もういいかな?私、次行くロケの打ち合わせ行くから」
「エ、エクソシスト!!」
「は?」
「学校に通いながらエクソシストを目指すドラマ!どうだ?」
「……」
「…外国の文化ならほら、メフィストが詳しいだろ!しかもあの兄弟隈出来てっし、絶対悪役似合うって!」
「……」
「外国の文化に日本のも混ぜてよぉ…あー、ほら、勝呂の父ちゃん坊主だしお経とかで追っ払えるとか!」
「……燐…」
「ぎゃあああすみません!ごめんなさい!冗談、冗談だっつの!!」
「それいい!採用!」
「……へ?」
「ただの学園モノなんかじゃ視聴者は満足するわけない!少し位常識外れなインパクトのあるドラマのが注目されるっ。早速プロデューサーに話してくるわ!」
「…お、おう…」
こうしてそれぞれの思惑を抱いた人々がドラマ「青の祓魔師」放送に向けて動き出す。
飛び交うCG、ロケ地は廃虚、ロケ先で起こる怪奇現象!
出演者達の運命は、そしてディレクターの指揮の下毎週十五分のドラマはどんな方向へ向かうのか!?
← | →