財前のファンに絡まれる親友(庭球)
・夢主は中三
・体育館裏に呼び出されました
・財前は出て来ません
「財前くんが迷惑してるやないの!さっさと財前くんから離れてや!」
「……」
「ちょっと!聞いとんの!?」
「聞いてなかった」
「はぁああ!?ふざけんな!!」
「要領を得ない言動ばっか繰り返してるお前が悪いんだろもっと簡潔にまとめろ」
「だから!財前くんにべたべたしてんなって言ってんねん!!財前くんが迷惑しとんのよ!!」
「ほう、光が迷惑してると?」
「そっ、その名前呼びも慣れ慣れしいねん辞めろや!!」
「慣れ慣れしい?ふざんけんな迷惑なのは此方じゃボケェエエ!!」
「!?」
「テメェ今さっき光が迷惑してるって言ったよなぁあ?いつ光がンな事言ったんだ?勿論テメェが直接光が言ったのを聞いたんだよなぁあ?」
「そ、それは…っ」
「それに私が光にべたべたしてるだぁ…?テメェの目は節穴か!私等が会う時はいっつも光の方から来てるし第一こちとらアイツのメアドもケー番も知らんのじゃぁああ!」
「……っ」
「寧ろアンタみたいに無駄な事して人払いしてるせいで光がプチ孤立してんだろ、お前が光の迷惑になってるのをいい加減自覚してください」
「あ、あたしは財前くんの迷惑になんか…!」
「ほぉぉう?なら一緒に光に聞きに行こうか」
「!」
「“この人、光が私に迷惑してるから離れろって言って来たんだけどそれって本当?”って、聞きに行こうか」
「あ、…!」
「この際はっきりさせたいもんね、私も“友達”として光の答え聞きたいし。よし、さあ行こう今すぐ行こう!」
「や、やめ!離して!」
「おいおい何を物怖じする必要があるのかね?大丈夫、私あなたが言った事何一つ歪曲して話したりしないよだって今この会話録音してるし」
「!!」
「さあ、いざ、答えを求めて光の元へ!!」
「いやあああごめんなさいぃいいいい!!」
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