米農家夢主×勝呂

「何をしとんねん」

「炬燵…あたたかくて、つい」

「…阿呆。俺が入られへんやろ」

「うぅ、ごめんなさい…退きます」

「……」

「……」

「……それで?それで退いたつもりか」

「はい」

「背中蹴っ飛ばしても知らんからな」

「勝呂くんはそんな事しないと思います」

「分からんぞ」


「……」

「……」

「何やねん」

「勝呂くん、蜜柑の皮綺麗に剥きますね」

「別に…普通やろ」

「理事長は皮剥きへたっぴです」

「さよか…(へたっぴ…)」

「…勝呂くんが蜜柑の皮を剥いてるの、見てたら蜜柑食べたくなってきました」

「食べたらええ」

「炬燵から出たくないです」

「寒がりか。家は北なんやろ、我慢せえ」

「北国育ちだからと言って寒さに強いわけじゃないです」

「部屋も十分暖かいやろ、出て来い足伸ばされへん」

「後半が本音」

「うっさい」

「うー」

「……」

「……」

「……」

「あ、このテレビ面白そう」

「ほれ」

「ん…?あれ、蜜柑」

   ア
「口開けぇ」

「あー」

「ん」

「んー…」

「……ほい」

「ん」

「美味いか」

「おいひいれす」

「ほうか」

「……」

「何しとんねん」

「メール打ってます」

「誰に」

「志摩くんに」

「何て」

「勝呂くんってお母さんみたいですねって」

「やめえ!」


夢主がおこたでゴロ寝→勝呂が足だけ入れる(胡座)→勝呂が蜜柑剥く→夢主二粒程食べさせてもらう


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テーマ「人外ファンタジー」
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