神出鬼没の人生相談娘×雪男
「はぁ……」
「どうした性少年!」
「わ!せ、先輩…!何で此処に、というか、あの」
「只でさえ陰気くさい顔が更に影を増してるじゃないの」
「…放っておいて下さい」
「ゆっきりん!お姉さんに悩みを言ってご覧よ」
「……」
「…言うまで帰んない!」
「……チッ」
「小生意気だなー、先輩に舌打ちたぁ…」
「……色々ミスしてしまって。自分が情けないなと思って」
「あー、なるなる。ゆっきりん神経質だもんねー」
「……」
「……で?」
「……終わりです」
「……ぷぷっ!」
「……(言わなきゃ良かった)」
「あははっ、相変わらず器小さいねぇゆっきりんは」
「!」
「きばってないで肩の力抜きなよ。アンタの周りには沢山人が居るんだし」
「…あの。頭撫でているのには何か意味があるんですか」
「この世にはさぁ、意味ない事なんて無いと思うんだよねぇ」
「……なら先輩が窓から侵入してくるのには何か意味があったんですか」
「…あはっ!それには意味無い!」
「……」
「また落ち込むよーな事がお姉さんに言いなよ。今度はこのマシュマロおっぱいでソフトリィに慰めてやーんよっ!」
「あ、其処から落ちるのは危な…っ!せんぱ…い?」
「……いない…」
「なんなんだ…あの人。此処、六階だぞ…」
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