もしも正十字学園大学の面接官がメフィストだったら

・個人面接
・夢主の名前 佐藤花子


「失礼しま……え?」

「おや?どうしました、そのような鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして。どうぞ、お入り下さい」

「はあ…(何だこのピエロ)」

「受験番号とお名前を」

「1703番、佐藤花子です」

「一目惚れしました、結婚しませんか」

「お断りします」

「冗談ですよ」

「冗談は顔だけにしてください」

「可憐な見た目に反して意外と毒舌ですね…」

「貴方は見た目に比例してへんちくりんですね」

「アッハッハ!面白い方だ!これは私の正装なのですよ」

「世も末ですね」

「申し遅れました、私はヨハン・ファウスト五世。そしてこの学校の理事長なんですよ!」

「世も末ですね」

「いやはや、ツンデレもなかなか…」

「理事長」

「はい?」

「面接をして下さい」

「そうですねぇ…では、趣味は何ですか?」

「はい、コブラツイストです」

「愛する旦那が後ろから抱き締めて来たらどうしますか」

「はい、背負い投げをします」

「好きな体位は?」

「はい、アムロ・レイ大尉が好きです」

「……」

「……」

「…合格させるので結婚してくれと言ったらどうしますか」

「理事長。私既婚者なんですが」

「えっ」

「嘘です」

「やっぱり結婚しましょう」

「有難う御座いました、失礼します」

「え、あ、ちょ…!」

「……」

「……」

「行ってしまった…だと…!」

「ワ、私の一世一代のプロポーズが!何たる恥…これは何としても彼女を妻として迎え入れねば…!!」


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