その汚らしい手で私を触らないでちょうだい。ほんのりと桜色の唇から流れ出るのはそれこそ汚らしい言葉で、僕が一体どんな気持ちで聞いていると思っているんだろうか、君は何にも解っていないようだね。そうと君の白く柔らかい右腕を舐め上げてやると小さな毛穴が縮んで怯みあがってくれる。なんて可愛い反応なんだろうか、僕の心臓がどくどくと必要以上に血を送り出してしまうではないか。ふぅ、ゆっくりと僕自身を諌めるように熱いモノを吐き出してみるが、余計に身体の中が疼くだけだ。こちらを睨んでくるその眼差しも、怒りも、蔑みも、僕だけのもの。君の中に根強く捩込むように僕がいるというのが何よりの快感として僕を疼かせるんだ。やめろ、じゃないだろう。僕は君より君を知っているんだよ?




さあ、今宵も踊り狂おうか






20100123
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